以前ご紹介したシンガポールETFに続いて新興国のETFのご紹介です。
シンガポールをご紹介したので次に可能性のありそうなところとなると日本企業の進出も多いマレーシア・ベトナム・フィリピン・タイあたり。ですが、今回は人口増加率が高く成長が期待される、インドネシア企業に投資するETF iシェアーズMSCIインドネシアETF EIDOについてご紹介いたします。
EIDOとは
インドネシアの株式に分散投資を行い、インドネシアの株式で構成されるMSCIインドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指すニューヨーク証券取引所Arcaに上場している米国籍のETFです。
運営会社 ブラックロックとは
ブラックロックは世界最大の運用会社。2020年7月末時点の総運用資産残高は約7.81兆米ドル(約824兆円)です。
同社の提供するETFブランド「iシェアーズ」世界のETF市場のシェアの36%を占める世界シェアNo1ブランドとなっております。
基本情報
配当月 | 6,12月 |
配当利回り | 1.48% |
経費率 | 0.59% |
基本情報は上記の通りとなります。6ヶ月に一回配当があります。利回りは1.48%とそこそこ。経費率は高めですが、新興国の一国一点集中ETFとしてはこんなものでしょう。
構成銘柄
構成銘柄については下記の通りとなっております。
また、組み入れ上位10銘柄の比率は下記となっております。(2021年1月時点)
構成銘柄は74銘柄。新興国は金融関連銘柄が引っ張っていく傾向があるようですが、例外なくインドネシアもバンクセントラルアジア、バンク・ラヤット・インドネシアと金融株ツートップで30%弱を占めています。
セクター比率を見ても、金融が39.05%,不動産が13.58%と続きます。インドネシアは13,000を越える島々がありますので通信インフラを考慮すると通信銘柄の需要もありそうです。
メリット
高成長を期待
インドネシアは現在人口が世界4位。GDPの伸びが大きく、2030年代に日本を抜き世界4位に躍り出ることが予想されています。日本とは違い個人消費が中心で輸出に依存していないため、安定的な成長が期待できます。
高橋ダンさんもおすすめです。
デメリット
経費率は高め
経費率は0.59%と少し高め。これは個別ETFである以上仕方ないかと思われます。
値動きは世界経済と連動?
個人消費中心とは言えどもさすがにコロナには勝てず。株価のチャートは他国と同様に動きとなっています。(強硬的な封じ込めに成功したベトナムは他国よりもいち早く株価が回復しています)
投資すべき?
私はまだ所有しておりませんが、もしVWO,XSOE等の新興国ETFを所有していないのであれば買いではないかと思います。
ボラティリティが高いのであくまでもメインではなくサブとしての位置づけです。
米国籍でドルで購入できるというもメリットです。
まとめ
インドネシアは今後の成長が期待できる市場の一つです。一昔前のBRICSといったところでしょうか。
一国集中のリスクが怖いという方はVWOかXSOEでよいかと思われます。
やはり米ドルで購入できるのは魅力です。
※米国株、米国ETFは1株から購入可能です!!
かなり尖ってはいますが、興味のある方は少額から始めてみましょう!