東京海上・世界モノポリー戦略株式ファンド(毎月決算型)

またもや投信記事をサボりすぎてしまいました。

なかなかネタがなくなりつつありますが、Yahooニュースの広告にあったファンドを紹介していきたいと思います。

世間では値上げ値上げで厳しい状況が続きますが、値上げにより利益を上げている企業も存在します。値上げをしても問題ないくらい競争力の高い企業があげられます。

今回は、東京海上・世界モノポリー戦略株式ファンドについてご紹介いたします。

東京海上・世界モノポリー戦略株式ファンドとは

東京海上・世界モノポリー戦略株式ファンドは東京海上アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 日本を除く世界の株式等の中から、「モノポリー企業」の株式等に投資

2022年6月時点、原材料高・円安でモノの値段が上がりっぱなしですが、インフレ環境を追い風にし、良好な業績を維持できる企業「モノポリー企業」があります。

モノポリー企業とは

高い参入障壁等により、一定の地域においてモノ・サービス等を独占・寡占していると判断する企業をいいます。

本ファンドが注目する事業の一例としては、電気ガス水道・交通・医療などの社会インフラを担う事業があげられます。

モノポリー企業の特徴

  1. 高い参入障壁
  2. 価格決定力
  3. 利益成長の予測可能性が高い

確かに、原材料費を価格に転嫁できるくらい競争力の高い企業であれば、インフレ下でも十分利益を確保できます。かといって、電気代やガソリン代、食費を頻繁に値上げされると庶民としてはやってられないのですが…。

日本では商社や海運関連業が2021年度に大きく利益を増やし、株価を急上昇させたのが記憶に新しいところです。

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基本情報

設定日2020年3月13日
償還日2030年1月15日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.7985%(税込)
分配金毎月

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですので、管理費費用は1.7985%と高めですが、信託財産留保額はありません。

分配は最大で年12回あります。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年5月末時点)

銘柄名国・地域業種比率
トランスアーバン・グループオーストラリア有料道路3.0%
ナショナル・グリッドイギリス送配電3.0%
バンシフランス有料道路3.0%
セルネックス・テレコムスペイン通信2.9%
TCエナジーカナダエネルギー・インフラ2.9%
エンブリッジカナダエネルギー・インフラ2.9%
フォーティスカナダ送配電2.8%
テルナイタリア送配電2.7%
スナムイタリアガス2.5%
空港・航空管制公団(AENA)スペイン空港2.5%

構成銘柄は85。意外なことにアメリカの銘柄がトップ10に含まれていません。フランス・イタリア・スペインとどちらかと言うと経済状況があまりよろしくない国・地域ばかりですが、業種を見ると社会インフラに関する企業ばかりですので、ある意味納得の結果です。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2022年6月24日時点で、15,673円(配当金再投資ベース16,804円)
分配金は毎月出しています。

過去のパフォーマンス

2022年6月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+13.49%
1年前から+21.81%
設定来+ 68.04 %

設定来からみると、+ 68.04%です。

株式市場が軒並み下落する中で、2022年の6ヶ月間でも+13%。好調を維持しています。

まとめ

投資における モノポリー企業 は電気ガス水道公共などの社会インフラ、所謂ディフェンシブ銘柄が多く含まれます。弱気相場入りしている2022年6月現在、狙ってもいいセクターなのではないでしょうか。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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