J-REITの投資では、インヴィンシブル投資法人への投資で大失敗しました。しかし、もう売ってしまいましたが、物流REITであるGLP投資法人では、わずかですが利益を上げることができましたし、コロナショック後の株価の戻り具合については、ホテル・商業系はイマイチですが、物流REITは暴落前に戻る勢いです。個人的に注目しているEC関連の銘柄として、物流REITは安定性・成長性に長けているのではないか考えます。新型コロナウイルスの感染拡大により、ネットショッピングでの購入が増え、物流施設特に大規模な倉庫関連の施設の需要が高まっているためです。
今回は、物流に特化したREITである2565グローバルX・ロジスティクス・J-REIT ETF(略称 GXロジJリートETF)についてご紹介いたします。
2565 グローバルX・ロジスティクス・J-REIT ETF とは
物流施設に投資する日本のREITを目的としており、「東証REIT物流フォーカス指数」への連動を目指したETFです。
J-REIT全体に投資を行う投資信託、ETFはこれまでに存在したものの、物流に特化したETFは存在せず、これまでは業績がよさそうな個別ETFに投資するしか方法がありませんでした。
そんな中たまたま物流REITをまとめたETFが存在しないか検索していたところ、2020年8月25日より設定されることを知りこれは面白そうだと思い、少しずつ買い足していくことに決めました。
基本情報
配当月 | 毎年2,4,6,8,10,12月の各24日 |
配当利回り | 未定 |
経費率 | 0.59% |
基本情報は上記の通りとなります。2ヶ月の1回の配当ですが、上場から日が浅いこともありまだ配当金については発表されていません。比較的高い経費率と物流REITそのものがあまり配当利回りが高くないことから、年利2~3%程度と予想します。
※2020/10/21 追記 100口につき300円と公式発表がありました。年利1.7%程度となります。
構成銘柄
構成銘柄については下記の通りとなっております。
銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|
2979 | SOSiLA物流リート投資法人 |
3249 | 産業ファンド投資法人 |
3281 | GLP投資法人 |
3283 | 日本プロロジスリート投資法人 |
3466 | ラサールロジポート投資法人 |
3471 | 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 |
3481 | 三菱地所物流リート投資法人 |
3487 | CREロジスティクスファンド投資法人 |
3493 | 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 |
8967 | 日本ロジスティクスファンド投資法人 |
8954 | オリックス不動産投資法人 |
8960 | ユナイテッド・アーバン投資法人 |
8984 | 大和ハウスリート投資法人 |
3292 | イオンリート投資法人 |
3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 |
また、組み入れ上位10銘柄の比率は下記となっております。
銘柄コード | 銘柄名 | 組み入れ比率(%) | ※参考 1口最低購入単価(円) |
---|---|---|---|
3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 20.56 | 343,500 |
3281 | GLP投資法人 | 19.71 | 160,800 |
3249 | 産業ファンド投資法人 | 12.65 | 175,100 |
8967 | 日本ロジスティクスファンド投資法人 | 10.71 | 286,700 |
3466 | ラサールロジポート投資法人 | 8.93 | 165,800 |
3471 | 三井不動産ロジパーク投資法人 | 7.75 | 493,500 |
3481 | 三菱地所物流リート投資法人 | 4.69 | 409,500 |
3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 2.79 | 133,500 |
8984 | 大和ハウスリート投資法人 | 2.51 | 253,100 |
8954 | オリックス不動産投資法人 | 2.12 | 156,600 |
メリット
物流に特化したREITに投資できる
これまで物流に特化したREIT ETFは存在しませんでした。物流REITは契約が長期で安定していることが特徴です。また、何度も申し上げますが、近年のネットショッピングの需要の高まりに加え、新型コロナウイルスの感染拡大により、実店舗よりもネットショッピングの利用が推奨されるなど、EC関連事業に関する追い風が吹いている状況です。事実、倉庫を借りようにも倉庫が足らない状況が実際に起きていますし、大規模な物流施設がどんどんと建設されている状況です。当面は拡大傾向が続くのではないかと考えます。
以上から、安定性・成長性に長けた投資先として、物流関連REITへの投資を行いたいと思います。
最低投資単価が安い
個別のREITの場合は、ピンからキリまでありますが、一口10万円を越える銘柄がほとんどです。
東証REIT指数上位組み入れ10銘柄をすべて買い揃えるとしたら、250万円を越えてしまいますが、本ETFなら一口1,030円前後(2020年10月21日現在)で購入可能です。REIT法人ごとに業績に当たり外れはありますし、まとめて買って一口この値段なら、こつこつ買い足していけます。
デメリット
経費率が高い
特定のテーマに特化したETFのためか、経費率は0.59%と非常に高く設定されています。経費率の高さゆえ、配当利回りはあまり高くならないことが予想されます。
※参考 東証REITETF (2555) 経費率:0.245%
分散効果は薄い
前述のとおり、本ETFは15銘柄のみで構成されているため、分散の効果は薄いです。
特に日本プロロジスリート,GLP,産業ファンド,日本ロジスティクスファンドの4銘柄で全体の60%を占めており、特定の銘柄の影響が大きくなります。
まとめ 投資すべきか
結論としては「買い」と判断します。一口1,000円強ですし、小額のつみたてと同様に扱えばよいかと考えています。
とりあえず、株価が下がったときをねらって、10口ずつ買い足して行こうと思います。
果たして利回りはいくらになるのか?そして株価は上がっていくのか?期待しながらコツコツ進めていきます。