中小型株! VXF 米国エクステンデッド・マーケットETF に投資を検討【米国ETF】

久々に中小型株ETFのご紹介です。

米国株のインデックス投資といえば、S&P500指数に連動するVOOか、中小型株も含む米国全体に投資するVTIが無難な選択になると思います。そんな中でも最近は小型株のリターンが大きく、メインにするにはリスクが高いもののポートフォリオにスパイスとして加えるには選択肢の一つとなりうると思います。今回ご紹介するVXFはちょうどVTIからVOOを引いた中小型株の集まりとなります。

今回は米国中小型株が対象の、バンガードエクステンデッド・マーケットETF VXFについてご紹介いたします。

VXFとは

バンガードエクステンデッド・マーケットETF VXFは、中型株小型株をカバーするS&Pコンプリージョン指数への連動を目指す米国籍のETFです。

中小型株のメリットとしては比較的小規模ですが、将来的には大きく成長する可能性があり、小型株のうちに投資することで、非常に大きなリターンにつながる可能性があります。これらの銘柄に個別株として投資するのはリスクが高いですが、ETFであれば比較的安価にリスクを押さえて投資することが出来ます。

運営会社 バンガードとは

世界最大規模の資産運用会社であり、世界初のインデックス型投資信託(インデックスファンド)を個人投資家に提供した会社として知られています。2020年12月末時点の総運用資産残高は約6.2兆米ドル(約640兆円)です。

同社の提供するETFの特徴はなんといっても経費率の安さ。平均経費率は、業界平均の約4分の1!

また、1976年に世界で初めて個人投資家向けインデックスファンドを売り出したバンガードは現在、ETFを含むインデックスファンド市場の4割という最大のシェアを占めています。

基本情報

配当月3,6,9,12月
配当利回り1.82%
経費率0.06%

基本情報は上記の通りとなります。3ヶ月に一回配当がありますがVOOの利回り1.9%前後とそん色ない数字。なんといっても経費率が0.06%と安いのが特徴です。

構成銘柄

構成銘柄については下記の通りとなっております。

また、組み入れ上位10銘柄の比率は下記となっております。(2021/1/31時点)

構成銘柄は約3300銘柄。小型株といえども、スクエア、Zoom、Uber、Twilio、ドキュサイン、クラウドストライクとS&P500採用間近の新興銘柄が控えます。

セクター比率を見ると、Information Technology所謂ハイテク銘柄が1/4を占めています。ヘルスケア、金融が続きます。

メリット

大化けの可能性あり

中小型株は割安で放置されている銘柄も多く、成長次第では大化けの可能性があります。時価総額の小さな銘柄がちょっとしたきっかけで昇竜拳のごとく駆け上がっていく可能性もあります。

VOO,VTIを上回るパフォーマンス

コロナ前と比較した過去1年のリターンの比較です。VOO、VTIを上回るパフォーマンスです。株高が続いていますが、これが小型株による恩恵といえそうです。

水色:VXF
赤色:VOO
橙色:VTI

デメリット

値動きは荒い

大型株に比べると値幅は大きくなりがちです。特に下落局面での下げは、大型株よりも大きくなる傾向があります。

個別株に比べるとETFによりある程度リスクは分散できます。

投資すべき?

正直VTIに投資しておけば、大型株~中小株に丸ごと投資できるの不要です。

既にVOOに投資していて補完的な役割を期待したい方、もしくは大型株・中小型株のバランスを自前で調整したい方向けです。

まとめ

VOOは大型株がメインのため、補完的な役割を期待するのであれば、VXFも面白いと思います。

ちょうどNASDAQにおける、NASDAQ100NASDAQ-50のような関係ですかね。

興味のある方は少額から。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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