iシェアーズ・コア米国総合債券ETF AGGに投資を検討【暴落に備える】【米国ETF】

比較的値動きの安定している債券ETFのご紹介第二弾です。

今回はiシェアーズ・コア米国総合債券ETF AGGについてご紹介いたします。

AGGとは

iシェアーズ・コア米国総合債券ETF AGGは、バークレイズ米国総合インデックスの運用実績に連動をめざす米国籍のETFです。

BNDの指数と何が違うのか?詳細はわかりませんが、大きな差はありません(笑)。アメリカ全体の格付けの高い債券に投資するということを理解いただければと思います。

後述しますが、分配金が毎月あることも特徴です。

運営会社 ブラックロックとは

ブラックロックは世界最大の運用会社。2020年7月末時点の総運用資産残高は約7.81兆米ドル(約824兆円)です。

同社の提供するETFブランド「iシェアーズ」世界のETF市場のシェアの36%を占める世界シェアNo1ブランドとなっております。

基本情報

配当月毎月
配当利回り2.11%
経費率0.05%

基本情報は上記の通りとなります。配当は毎月あり、年間株式型より低いもののそれでも利回りは2.11%。さらに経費率が0.05%と非常に安いのが特徴です。

構成銘柄

構成銘柄については下記の通りとなっております。

信用格付けAAAが68%を占め安定感を重視。

構成債権銘柄数は約8,400。発行体別構成比率でみると、国債が37%を占め、安定感を重視。信用格付けの高い銘柄で固めているのであまり気にすることは無いでしょう。

メリット

抜群の安定感

2020年3月の株価の大暴落からの急続伸と株価は荒い値動きでしたが、債券のほうは、さすがにコロナショック時に下落はしたものの、その後は一定の株価を保っています。

下記はBNDとの比較です。

BND:オレンジ
AGG:水色

ほとんど差がありません。お好みのほうを選択してください。

株式と逆の値動き

株価の値動きとしては特徴的で、景気敏感株の下落時に安定的な債券に資金が流れやすく株価が上昇する傾向にあります。暴落時に資産全体の変動幅をある程度和らげることができます。

デメリット

金利上昇リスクあり

昨今の新型コロナウイルスの経済対策として、アメリカに限らず全世界的に利下げを行っています。コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたタイミングでの利上げが予想され、ETFの株価の下落が懸念されます。

投資すべき?

BNDの際も述べましたが、コロナショックによる全世界的な金利低下により、いずれ金利が上昇することが予想されています。コロナウイルス感染拡大が収束し、金利が十分に上がったタイミングでポートフォリオ全体の値動きをマイルドにするために投資を検討したいと思います。

まとめ

債券の値動きは安定しており、なおかつ配当金も毎月出ますので資産の一部を安定化させたい方におすすめです。

個人的には、経費率・株価ともに安いBNDのほうがおすすめです。もうこれは好みの問題でしょう。

いずれにしても金利上昇後に検討したいと思います。

興味のある方は少額から。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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