iFreeActive チャイナⅩ【好成績投信の中身を拝見】

iFreeActiveシリーズのご紹介第4弾。これまでは、ゲームやEV、教育などのテーマ型の投信でしたが、中国と言う国・地域に絞ったファンドとなります。政治的には問題のある国ですが、ATMXを中心としたハイテク企業による産業改革が進む国でもあります。

今回は、iFreeActive チャイナⅩ(テン)についてご紹介いたします。

iFreeActive チャイナⅩとは

iFreeActive チャイナⅩ大和アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 中国ニューエコノミー関連株式に投資

政治的にいろいろと問題はあるものの、成長著しい中国。「インターネットプラス」や「メイド・イン・チャイナ2025」といった次の10年(チャイナX)を見据えて、新しい事業領域で活躍する企業に注目が集まります。

「中国ニューエコノミー」関連株式とは、中国におけるITと既存産業の融合により生まれる新たな産業や技術の高度化に伴って高付加価値化した産業に関連する株式のことを言います。

中国はATMX(アリババ・テンセント・メイトゥアン・シャオミ)を中心としたIT企業の躍進が光り、今後も成長が期待されます。

iFreeActiveシリーズとは

iFreeActiveは新しいコンセプトのテーマファンドシリーズで経済への影響力が大きく、より成長性が期待される有望なテーマを選定し、投資機会をご提供するテーマ型ファンドで、低コストなテーマ型のアクティブファンド

1つのファンドに組み入れるのは10~20銘柄程度の厳選投資です。

スポンサーリンク

基本情報

設定日2018年3月30日
償還日2028年1月28日
購入時手数料最大1.1%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.221%(税込)
分配金年1回(1月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費用は1.221%と安めで、信託財産留保額はなし。購入時手数料も最大1.1%と非常に安価です(ネット無料なら無料)

なお、同じ大和アセットマネジメントのiFreeNext ATMX+の経費率は0.781%

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年6月末時点)

銘柄名関連事業比率
CATL車載用電池7.6%
BYDEV・車載用電池・車載半導体5.8%
ロンジー・グリーン・エネルギー太陽光エネルギー製品5.7%
ウーシー・バイオロジクス医薬品5.7%
ウーシー・アップテック医薬品5.6%
ウィル・セミコンダクター半導体関連装置・機械5.5%
メイトゥアンフードデリバリー5.5%
テンセントSNS・ゲーム5.4%
イーストマネー・インフォメーション金融情報サービス5.4%
ネットイースゲーム5.0%

組み入れ銘柄数は20。

意外にもATMXは上位ではなく、EV・半導体・医療系と現在のトレンドに沿った企業が上位を占めます。

スポンサーリンク

パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年7月16日時点で、15,060円。

特にコロナ後からの上昇が急激で、世界に先駆けていち早く経済活動を再開した中国の景気に比例するかのような伸びです。直近は政治リスクもありボックス相場。

過去のパフォーマンス

2021年6月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から-2.39%
1年前から+28.18%
3年前から+65.19%
設定来+50.60%

設定来からみると、+50.60%です。

設定来からは順調に伸びていますが、直近は調整気味。米中の対立や、中国政権の介入などリスクがあるため要注意です。

まとめ

政治的にいろいろ問題のある中国ですが、ハイテク中心のATMX、半導体、EV、太陽光発電などテーマ性は抜群です。期待の持てる企業もあるので、中国に投資するなら一考の余地がありそうです。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました