SMT MIRAIndex 宇宙【低コストテーマ型インデックス】

三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行う、低コストのテーマ型インデックスシリーズSMT MIRAIndexの第5弾。宇宙がテーマのファンドです。宇宙というとロケットや人工衛星など夢のような事業と思われるかもしれませんが、近年では民間企業の飛行が成功する事例が多くあり、宇宙をより身近に感じられるようになってきました。テクノロジーの進化により、AI・ビッグデータと人工衛星を組み合わせることによる新たなビジネスチャンスの可能性についても考えられるようになっています。

今回は、SMT MIRAIndex 宇宙についてご紹介いたします。

SMT MIRAIndex 宇宙とは

SMT MIRAIndex 宇宙三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 世界の宇宙関連設備機器事業および衛星通信サービス事業から得ている企業、もしくはそれらの企業群等に宇宙関連製品・宇宙関連技術を提供しているサプライヤー企業の中から総資産に占める売上総利益の割合(売上総利益÷総資産)の原則上位50銘柄に投資を行うFactSet Global Space Economy Indexへの連動を目指す

宇宙を目指す人と言うと、ZOZOの創始者の前沢さんやAmazonの前CEOのジェフベゾス氏が上げられます。お金のある人は、宇宙に行くとかどうでもいいことにお金が使えていいなぁと思います。

ところが、実際には宇宙ビジネスには成長の可能性があり、2050年には2016年比の約5倍の200兆円の市場規模になることが予想されています。
宇宙ビジネスの3つの拡大要因として下記の3点が挙げられます。

  1. 民間企業の宇宙開発への参入
  2. 衛星の小型化
  3. AI、IoTによる衛星ビッグデータの活用

特に精度の高い人工衛星データを活用することで、異常気象の多い気候、衛星通信、GPS、海運・空運の位置情報、農業・漁業、物流(ドローン)などの技術に応用することが期待されています。

他のシリーズでも触れましたが、テクノロジー進化の相乗効果により更なる発展が見込めます。

SMT MIRAIndexとは

三井住友トラスト・アセットマネジメントが提供する新しいファンドシリーズ。

中長期的に世界のメガトレンドになりうる未来テーマ型シリーズで、企業の収益性に着目し開発したスマートベータ指数を指標とした低コストインデックスファンドです。

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基本情報

設定日2019年12月20日
償還日無期限
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.77%(税込)
分配金年1回(2月)

基本情報は上記の通りとなります。テーマ型インデックスファンドということもあり、管理費用は0.77%(税込)と1%を切る安めの設定。

SMT MIRAIndexの他の4種のファンドも同一の価格設定となっております。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年7月末時点)

銘柄名国・地域比率
HEXAGON AB-B SHSスウェーデン5.29%
GARMIN LTD米国5.04%
BAE SYSTEMS PLC英国4.76%
L3HARRIS TECHNOLOGIES INC米国4.73%
LEIDOS HOLDINGS米国4.66%
HONEYWELL INTL INC米国4.61%
TEXTRON米国4.53%
NORTHROP GRUMMAN CORP米国4.49%
JACOBS ENGINEERING GROUP INC米国4.44%
WOODWARD INC中国4.38%

組み入れ銘柄数は49。全く聞いたことの無い銘柄ばかり。スペースXかAmazon辺りが入っているのかなと思いましたが圏外です。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年8月6日時点で、11,379円。

コロナショック時の暴落具合がひどく、その後の回復は緩やか。ようやくコロナ前の水準を取り戻してきたところ。

過去のパフォーマンス

2021年7月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+16.56%
1年前から+37.33%
設定来+13.79%

設定来からみると、+13.79%です。

なかなか大きなリターンとはいきませんが、長期的には可能性のある分野。宇宙旅行のような富裕層の娯楽ではなく、人工衛星を用いたテクノロジーの進化が期待されます。

まとめ

宇宙ビジネスは莫大な費用がかかるため、黒字化している銘柄は稀。なかなか投資するには勇気が要りますが、トレンドを押さえておくのは良いかもしれません。破壊的イノベーションに特化したETFで人気のARK社のARKXとはだいぶ構成銘柄は異なっているようです。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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