iFreeNEXT ATMX+が登場!【アリババ テンセント メイトゥアン シャオミ】

当ブログのアクセス数でスマッシュヒットを記録した、iFreeNEXT NASDAQ次世代50の販売元大和アセットマネジメントからまたしても尖った商品の発表がありました。

米国NASDAQでは「GAFAM」または「FANG+」といったハイテク巨人が株式市場の成長を引っ張りましたが、上記中国版ともいえる「ATMX」の躍進も目覚しいところです。

ATMXとは

A:Alibaba アリババ
T:Tencent テンセント
M:Meituan メイトゥアン
X:Xiaomi シャオミ

そんなATMXを中心とした中国ハイテク企業に投資を行う投信信託商品が2021年3月25日よりSBI証券、楽天証券にて販売開始になると発表がありました。

今回はiFreeNEXT ATMX+についてご紹介いたします。

iFreeNEXT ATMX+とは

中国を中心に世界のテクノロジー進化をリードするアリババ、テンセント、メイトゥアン、シャオミの 4企業に加え、同様に世界をリードするテクノロジー企業の6企業を加えた、計10企業で構成された指数「ATMX+」に連動する成果を目指す投資信託です。

「ATMX+」香港証券取引所に上場している「中国企業」の中で、業種(テック関連)・成長性・イノベーション指標の3要件を満たした銘柄のうち時価総額上位 10 銘柄を対象に構成された株価指数となります。10銘柄に対して均等に投資を行います。

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基本情報

購入時手数料なし
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.781%(税込)

基本情報は上記の通りとなります。メジャーなインデックス型の投資信託と比較すると、管理費用は高めです。ちなみに同社の販売しているFANG+への連動をめざすFANG+インデックスは0.7755%です。(アリババとバイドゥが含まれているのでこちらでもいいというかたはこちらへどうぞ)

構成銘柄

構成銘柄については下記の通りとなっております。(2021年1月末時点の情報)

ティッカー銘柄名英語名中国名セクター構成比率
9988HKアリババAlibaba阿里巴巴一般消費財6.70%
700HKテンセントTencent騰訊控股コミュニケーション
サービス
9.76%
3690HKメイトゥアンMeituan美団一般消費財10.68%
1810HKシャオミXiaomi小米集団情報技術10.06%
9618H1KJDドットコムJD.com京東商城一般消費財8.76%
9999HKネットイースNetEase網易コミュニケーション
サービス
10.29%
2382HKサニー・オプティカルSunny Optical舜宇光学科技情報技術12.94%
241HKアリババ ヘルスAlibaba Health阿里健康ヘルスケア9.30%
981HKSMICSMIC中芯国際集成電路製造情報技術10.57%
268HKキングディーKingdee金蝶国際軟件情報技術10.95%

ATMXを中心に厳選された10銘柄。中国ハイテク株オールスター選抜選手といったところでしょうか。
2021年1月時点の情報では、上記のような構成比率となっていますが、10%ずつの等分のウェイトとなる予定です。

香港証券取引所に未上場で米国に上場している中国企業には下記のような銘柄があります。

例)香港証券取引所未上場 中国企業
  • ニオ(NIO 上海蔚来汽車)
  • バイドゥ(Baidu 百度) ※2021年3月23日に重複上場しました。
  • ビリビリ(Bilibili 哔哩哔哩)
  • ウェイボー(Weibo 微博)
  • ピンドゥオドゥオ(Pinduoduo 拼多多)

今後、上記の銘柄が組み込まれる可能性があります。

なお、リバランスのタイミングは4月と10月の年二回を予定。

※2021年5月7日 追記

何と早くもリバランスを実施し、3銘柄の入れ替えを発表しました。

新規追加
  • クアイショウ
  • ビリビリ
  • バイドゥ
除外
  • SMIC
  • キングディー
  • アリババヘルス

バイドゥとビリビリは採用されるかな?と思っていましたが、入れ替えが早すぎる!!

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メリット

圧倒的なリターン

米国の各指数・中国の平均的な指数と比較したところ、代表的な指数を上回る高パフォーマンスを残しています。

大和アセットマネジメントプレスリリースより
大和アセットマネジメントプレスリリースより

デメリット

厳選10銘柄に均等分散

構成銘柄数が10と少ない上、よくある時価総額加重平均ではなく、10%ずつの均等分散のため、特定の銘柄の影響を受けやすく、値動きが非常に荒くなる可能性があります。

中国政府介入リスク

アリババ傘下のアントグループの上海・香港への上場に際し、中国政府が介入し上場延期となったのは記憶に新しいところです。標的となったのは巨大な力を持つアリババでしたが、構成対象銘柄の10銘柄も中国政府に脅威を与える巨大な力を持つと懸念されれば、不当な介入を受ける可能性はあります。

早速買う予定

今回は早速2万円ほど購入する予定です。4月7日に、GBASTAR50に投資するETFが上場予定ですが、未知数ですので実績のあるハイテク銘柄に投資できる本投資信託をスポット購入する予定です。

積み立てについては、eMAXIS NASDAQ100インデックスiFreeNEXT NASDAQ次世代50との兼ね合いがあるので、4月12日までの積み立て設定までに考えます。

早速買ってみた

※2021年3月25日追記

中国ADRは軒並み下落していますが、楽天証券で購入可能となっていましたので、2万円ほどスポット購入しました。

まとめ

ありそうでなかった中国厳選ハイテク銘柄への集中投資商品。
中国は政府がいろいろと介入してきそうでリスクはありますが、今回もチャレンジしてみようと思います。
ニオやバイドゥにも投資したいという方は、経費率が安く中国国有企業を除いたCXSEという米国ETFもおすすめです。

まずは、少額スポット購入から始めます。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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