スパークス・M&S・ジャパン・ファンド(愛称:華咲く中小型)

ダイアモンドZaiの9月号に2022年上半期に好調だったファンドの特集が掲載されていました。その中からいくつかピックアップしていきたいと思います。今回は国内株式で、中小型銘柄に投資するファンドとなります。

今回は、スパークス・M&S・ジャパン・ファンド(愛称:華咲く中小型)についてご紹介いたします。

スパークス・M&S・ジャパン・ファンドとは

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド(以下、 華咲く中小型)はスパークス・アセット・マネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 日本の上場株式のうち中小型株式を中心に投資
  • ベンチマークであるラッセル/ノムラ・ミッド・スモールキャップ指数(配当込み)を上回る投資成果を目指して運用

当ファンドの実質的な主要投資対象である中小型株式は、日本の全上場銘柄数の約9割に該当し、
規模は小さくとも多数の投資機会が存在するといえます。

銘柄選別においては、徹底したボトムアップ・リサーチにより、個別銘柄を選択します。

スポンサーリンク

基本情報

設定日2007年1月31日
償還日2027年1月25日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額0.3%
管理費用
(含む信託報酬)
年率2.057%(税込)
分配金年一回(1月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですので、管理費費用は2.057%と高めで、信託財産留保額は0.3%。

既に15年以上運用している20年ファンドです。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年6月末時点)

銘柄名業種比率
NECネッツエスアイ情報・通信業4.9%
前⽥⼯繊その他製品3.8%
⽇本特殊陶業ガラス・⼟⽯製品3.1%
⼭⼀電機電気機器3.0%
センコーグループホールディングス陸運業2.9%
⽇本光電⼯業電気機器2.9%
バリューコマースサービス業2.8%
シークス卸売業2.7%
ライクサービス業2.6%
⽇精エー・エス・ビー機械機械2.6%

構成銘柄は59。個人的には四季報で何度かピックアップしたことのある銘柄がちらほら見られます。 NECネッツエスアイ は業績好調で配当もそこそこある安定銘柄。 ⽇本特殊陶業センコーグループHDは当ブログでも紹介済みのこちらも安定銘柄です。中小型の銘柄が中心ではありますが、成長型というよりは地味ながらも力のある銘柄が並んでいるように感じます。

スポンサーリンク

パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2022年7月22日時点で、30,789円(配当金再投資基準価額:34,274円)と絶好調。

浮き沈みはあるものの右肩あがりです。

過去のパフォーマンス

2022年6月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から-7.96%
1年前から-6.01%
3年前から+21.68%
5年前から+31.73%
設定来+226.35%

設定来からみると、+226.35%です。

中小型銘柄が中心と言うこともあり、乱高下しますが長期で見たら右肩上がりです。

まとめ

前述の通り、中小型銘柄を集めたファンドではありますが、地味ながらも安定した業績を続ける銘柄で占められています。個別投資するならこういった銘柄に投資したいところです。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました