iFreeActive メディカルデバイス【好成績投信の中身を拝見】

iFreeActiveシリーズのご紹介第5弾。新型コロナの感染拡大が続き、オリンピックも強行することが決まりました。治療薬ばかりに注目が集まりますが、同じ医療でも医療機器の分野は安定して成長が見込める分野です。医療機器市場は、長寿化や新興国経済の発展に伴う医療需要の高まり・技術革新から安定的な拡大が見込まれています。生命に関わる分野のため参入障壁が高く他の業種に比べて収益性が高くなっています

iFreeActiveシリーズ最終回となる今回は、iFreeActive メディカルデバイスについてご紹介いたします。

iFreeActive メディカルデバイスとは

iFreeActive メディカルデバイス大和アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 日本を含む世界の「医療関連機器、技術等」関連株式に投資

メディカルデバイスとは、医療を目的に用いられるさまざまな機器の総称です。心臓ペースメーカーなどの「治療機器」、MRI(磁気共鳴断層撮影)装置などの「診断機器」、AED(自動体外式除細動器)などの「その他医療機器」に分類されます。技術進歩に伴う性能の向上などを背景に、メディカルデバイス市場の拡大が続いています。

昔は、手術で体にメスを入れると患者の負担が大きくなるのが常でした。今では高性能な医療用カメラや精密操作のできるメスのついた内視鏡で、低負担な手術が可能になりました。最近は遠隔操作やAIを駆使したデバイスも開発中とのことです。

新型コロナの感染拡大により、ワクチンなどの治療薬に関心が集まりますが、例えばPCR検査装置など医療機器にも注目が集まっています。

iFreeActiveシリーズとは

iFreeActiveは新しいコンセプトのテーマファンドシリーズで経済への影響力が大きく、より成長性が期待される有望なテーマを選定し、投資機会をご提供するテーマ型ファンドで、低コストなテーマ型のアクティブファンド

1つのファンドに組み入れるのは10~20銘柄程度の厳選投資です。

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基本情報

設定日2018年10月19日
償還日2028年10月18日
購入時手数料最大1.1%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.221%(税込)
分配金年1回(1月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費用は1.221%と安めで、信託財産留保額はなし。購入時手数料も最大1.1%と非常に安価です(ネット無料なら無料)

医療系のアクティブファンドは総じて管理費用高めのものが多いのですが、1.2%は私が知る限りでは最安値ではないでしょうか(間違っていたらごめんなさいm(__)m)

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年6月末時点)

銘柄名国籍比率
アジレント・テクノロジー米国7.5%
ダナハー米国7.4%
ソノバ・ホールディングスイス6.2%
メトラー・トレド米国6.1%
アイデックス・ラボラトリーズ米国5.8%
インテュイティブサージカル米国5.8%
ウォーターズ米国5.7%
シンセン・マインドレー・バイオ中国4.8%
サーモフィッシャー米国4.6%
アライン・テクノロジー米国4.4%

組み入れ銘柄数は20。医療機器には詳しくないため、聞いたことのない銘柄ばかりですが、米国中心に世界でも屈指の技術を持つ企業が並んでいるようです。日本からはオリンパスが採用されているようです。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年7月19日時点で、17,802円。

派手さはないものの緩やかな右肩上がりが続いています。実はiFreeActiveシリーズの中では最後発にも関わらず基準価額ではトップとなっております。

過去のパフォーマンス

2021年6月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+14.93%
1年前から+37.33%
3年前から+65.19%
設定来+78.02%

設定来からみると、+78.02%です。

直近でも急騰も無ければ大きな調整はなく、安定的に成長を続けています。

医療系は世界的な少子高齢化に伴う長寿化で、今後も継続的な発展が見込めます。

まとめ

医療でも、薬のほうは先日のエーザイのアルツハイマー薬のような世界をあっと言わせるような薬の効果が発表された場合は株価が急騰しますが、特許が切れた場合のリスクや研究開発費が膨大にかかってしまいます。

対して医療機器の場合はITなどのハイテク機器の進化・世界的な長寿化というテーマ性から今後も継続的な発展が見込めます。このあたりにGAFAMなどのハイテク巨人が参入してくると、革新的な発展があるかもしれません。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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