DRIV グローバルX 自動運転&EV ETFの情報を調査するため、グローバルXの日本語版サイトを眺めていたところ、見覚えのないETFがありました。VR その名通りメタバース関連のETFがしれっと追加されていました。
今回は、VR グローバルX メタバース ETFについてご紹介いたします。
VRとは
VR グローバルX メタバース ETFは、メタバースの開発および商業化から利益を得る企業へ投資を行うGlobal X Metaverse Indexのパフォーマンスへの連動を目指す米国籍のETFです。
拡張デジタルリアリティを体験できるハードウェアやソフトウェアの開発、ライブストリーミング等のメディアコンテンツを3Dシミュレーションで共有するクリエイタープラットフォーム、非代替性トークン(NFT)やその他のデジタル資産決済ゲートウェイの作成・配布などデジタル決済に関わるアプリケーションの開発に携わるクリエイターエコノミーのほか、デジタルメディア消費を支える半導体、クラウドコンピューティング技術、5Gインフラなどデジタルインフラ/ハードウェアに携わる企業などが含まれます。
ティッカーコードはVR(Virtual Reality)ですが、VR技術だけでなく、メタバース、NFT、デジタル通貨、それらに関わる半導体・通信・ハードウェア/ソフトウェアなど様々な銘柄に投資します。
メタバースそのものには可能性は感じますが、PSVRやオンライン上でのアバターを使ったやりとりなどが興っては忘れ去られるという歴史を繰り返していることもあり、私自身はすぐすぐに実用化するものではないかと感じています。ただ実現されれば自宅に居ながらライブ観戦やオンライン展示会などの商談が進み一気に世界が変わるものと思われます(コロナ前に実用化されていればリモートワークがもっと進んでいたかもしれません。引きこもりも増えそうですが。)
運営会社 グローバルXとは
グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。
日本の東証に上場するETFも増えてきています。
基本情報
設定日 | 2022年4月16日 |
配当月 | 1月,7月 |
配当利回り | – |
経費率 | 0.50% |
基本情報は上記の通りとなります。配当は年2回あります。経費率は0.50%とETFにしてはそこそこ高め。
構成銘柄
組み入れ上位10銘柄の比率は下記となっております。(2022年8月時点)
ティッカー | 銘柄名 | 構成比率(%) |
---|---|---|
RBLX | ROBLOX CORP -CLASS A | 6.6 |
NVDA | NVIDIA CORP | 6.58 |
COIN | COINBASE GLOBA-A | 5.95 |
U | UNITY SOFTWARE INC | 5.67 |
NTES | NETEASE INC-ADR | 5.6 |
7974 JP | NINTENDO CO LTD | 5.46 |
META | META PLATFORMS INC | 5.4 |
TTWO | TAKE-TWO INTERAC | 5.14 |
700 HK | TENCENT HOLDINGS LTD | 5.02 |
AAPL | APPLE INC | 4.88 |
構成銘柄は約39銘柄。トップはオンラインゲーミングプラットフォームを提供するロブロックス。ゲームエンジンを提供するユニティとともに上位にランクイン。ただ両社とも直近IPOと言うこともあり赤地なのが気がかりです。他はエヌビディアがここでも上位。半導体はどこにでも必要となるので、個別投資してもよさそうです。メタバースに力を入れているメタ(旧Face book)は7位。
仮想通貨関連だとコインベースもランクイン。
日本からは任天堂が6位に。日本からはトップテン圏外ですが、カプコンとコーエーテクモも構成銘柄となっているようです。
パフォーマンス
チャート
2022年4月に設定されたばかりということもあって荒い値動きとなっています。
まとめ
VRといいながらも、ゲーム関連、仮想通貨、半導体などのハイテク銘柄がごちゃ混ぜになったETF。ゲームだけならHEROでもいいでしょうし、仮想通貨なら東証上場のフィンテック日本株式ETFでも良いような気がします。VRに関連する銘柄にまるっと投資するなら本ETFという選択肢もありかと思われます。
興味のある方は少額から。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。