【Jテック+】フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド【好成績投信の中身を拝見】

最近ファンド検索をする際にはモーニングスターのサイトを参照するようにしています。そんな中でモーニングスターレーティングの5ツ星を連続して獲得しているファンドがあります。5ツ星は、5段階で最高の評価であり、それを連続して獲得しているのは、高いパフォーマンスを継続する運用力があることを示しています。

今回は、フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド(愛称:Jテック+)をご紹介いたします。

フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド とは

フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド(愛称:Jテック+)はフィデリティ投信が運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 日本国内のテクノロジー関連企業の株式に投資を行なう

個別企業分析により、テクノロジー関連企業の中から成長力が高いと判断される企業(海外企業に投資することもあります。)を選定し、利益成長性等と比較して妥当と思われる株価水準で投資を行ないます。

なお、フィデリティ投信の特徴として、フィデリティ・アジア株・ファンドでも述べたように、投資先の企業だけでなく、仕入先や関係会社の調査はもちろんのこと、グローバルネットワークを活かして、世界中の競合他社との比較も行ないます。

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基本情報

設定日1999年11月19日
償還日無制限
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.65%(税込)
分配金年1回(2月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費費用は1.65%とそこそこ高めで、信託財産留保額は無し。

20年を超える運用実績を誇り、今のところ信託期間は無制限の予定。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年7月末時点)

銘柄名比率
キーエンス10.6%
東京エレクトロン7.5%
村田製作所7.0%
富士通5.0%
新光電気工業4.9%
Zホールディングス4.1%
ソニーグループ4.1%
TDK3.9%
ファナック3.6%
コニカミノルタ3.5%

構成銘柄は約46銘柄。日本を代表する大型株ばかり…では無いですね。完全に偶然ですが絶好調の新光電気工業と当サイトで安定的にアクセスを集めるコニカミノルタという、当サイトを代表する銘柄がランクイン。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年8月25日時点で、18,323円

長らく低迷が続いていましたが、2013年ごろからアベノミクスに乗っかる形で上昇。チャイナショック・コロナショックからも立ちなおり、現在は過去最高のリターン。

過去のパフォーマンス

2021年8月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
半年前から+9.27%
1年前から+44.89%
3年前から+75.80%
設定来+82.62%

設定来からみると、+82.62%です。

18年6月末から21年7月末までのトータルリターンは65%を超え、「MSCI北米(配当込み、円ベース)」に匹敵し、「TOPIX(配当込み)」の18%を大きく上回る成果を出しています。

まとめ

モーニングスターのレーティングに注目すると、5つ星を連続して獲得しているファンドは意外と少なく、レーティングの高いファンドに狙い撃ちして投資するというのも一つの戦法だと思われます。その中の構成銘柄は日本株が弱い動きの中でも好調な銘柄。大型株が多くなりがちですが、個別で投資するには費用がかかりすぎてしまうので、こういったファンドに任せてしまうのも手です。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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