【アクティブJ-REIT】楽天J-REIT・オルタナティブデータ・ファンド

楽天証券で新たに取り扱いファンドが増えていました。

今回は楽天J-REIT・オルタナティブデータ・ファンド(愛称:アクティブJ-REIT)についてご紹介いたします。

楽天J-REIT・オルタナティブデータ・ファンド とは

楽天J-REIT・オルタナティブデータ・ファンド(以下、 アクティブJ-REIT )は楽天投信投資顧問が運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 日本の不動産投資信託証券(J-REIT)を主要投資対象とし、オルタナティブデータ(人流データ等)を活用して、今後高い収益成長が期待できる15~20銘柄に厳選投資を行う。

J-REITを投資対象とするアクティブファンドで、インデックス投資ではなく銘柄を絞り込んだ源泉投資となりますが、着目するポイントとして「オルタナティブデータ」「人流」があります。

オルタナティブデータとは、これまで投資判断に活用されてきた経済統計や企業決算情報等といった一般的に公開された情報以外の情報のことを指します。近年、情報技術の進展により、様々な種類のデータ分析が可能になり、オルタナティブデータは新たな投資リターンの源泉として注目が集まっています。その中でも注目されるのが、「人流」。奇しくも新型コロナウイルス拡大で話題になったキーワード「人流」ですが、人がいつどこに何人いるのか、どのような動きがあったのかを把握するためのデータのことを指します。スマートフォン等の位置情報データから、地域や時間帯別にデータを取得し、オルタナティブデータの一つとして活用されています。

活用例として、物流セクターの人流と株価の相関についてがあげられています。

人流については、商業施設・ホテル・オフィスなどの活況具合を投資判断に用いることで効率的な運用ができるという判断でしょうか?

本ファンドはリートが対象ですが、人流データは様々な分野で活用が期待できそうです。

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基本情報

設定日2021年11月26日
償還日無期限
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額0.2%
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.9075%(税込)
分配金年2回(5月、11月)

基本情報は上記の通りとなります。メジャーなインデックス型の投資信託と比較すると、管理費用は安めです

設定日は2021年11月26日ですが、楽天証券では2022年1月7日から取り扱い開始となっております。

構成銘柄

販売が開始されたばかりですが、早速発表された構成上位銘柄は下記のとおりです。(2021年12月末時点)

銘柄名セクター比率
伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人 特化型(物流施設)6.3%
タカラレーベン不動産投資法人  複合・総合6.1%
ザイマックス・リート投資法人複合・総合6.0%
森トラスト総合リート投資法人複合・総合6.0%
森ヒルズリート投資法人複合・総合6.0%
NTT都市開発リート投資法人複合・総合6.0%
ジャパンリアルエステイト投資法人 特化型(オフィス)5.9%
マリモ地方創生リート投資法人 複合・総合5.9%
オリックス不動産投資法人 複合・総合5.8%
日本リート投資法人 複合・総合5.8%

構成銘柄は16銘柄。複合型が圧倒的多数を占め、配当利回りは約4%です。森ビルはやっぱり強い、ゴレンジャイが憧れるわけだ。冗談はおいといて、単純なインデックスファンドなら上位の日本ビルファンドやGLP投資法人が上位から外れているところ。これも人流データを活用した結果なのでしょう。

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パフォーマンス

設定されてから間もないため、割愛します。2022年1月26時点では、世界的な金融引き締めの影響もあり、リートも例外なく株安となっており、パフォーマンスはあまりよくありません。

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まとめ

新しく設定されるとあって注目していたのですが、今後も人流を活用したファンドは増えるような気がします。楽天投信投資顧問のファンドなのに、楽天証券での取り扱いが1ヶ月以上遅れたのは何か理由があるのでしょうか?

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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