【ベトナムでフォー】DIAMベトナム株式ファンド

ダイアモンドZaiの11月号に2022年上半期に好調だったファンドの特集が掲載されていました。いまはベトナムが熱いようです。そんななかでベトナム料理のフォーにかけたファンドがあるようです。色物かと思いましたが意外と好成績なようなので調べてみました。

今回は、DIAMベトナム株式ファンド(愛称:ベトナムでフォー)についてご紹介いたします。

DIAMベトナム株式ファンド とは

DIAMベトナム株式ファンド(愛称:ベトナムでフォー)はアセットマネジメントOneが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 今後の成長が期待されるベトナム株式へ投資
  • ベトナム経済の発展に伴い利益成長が期待される銘柄に投資を行う

ベトナムはアジアの中でも若年人口が多く(平均年齢32.5歳)、労働力が中国の4割弱と安いため、製造立国としての魅力が増しています。また、地理的にも優位で、中国と隣接し、近隣のタイ・カンボジア・ミャンマーとの物流アクセスが良いことがあげられます。実際、ここ数年で電子関連の輸出が拡大しており、今後も経済の発展が予想されます。

本ファンドは、過去5年で安定した成績を残しており、業種が分散されており、金融セクターの比率が低いのが特徴です。

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基本情報

設定日2015年6月15日
償還日2025年6月2日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額0.5%
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.903%(税込)
分配金年一回(6月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですので、管理費費用は 1.903%と高めで、信託財産留保額は0.5%。

10年投信です。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年7月末時点)

銘柄名業種比率(%)
デジワールドテクノロジー・ハードウェアおよび機器5.62
ベトナム外商銀行銀行5.41
ビグラセラ資本財5.15
ホーチミン市住宅開発商業銀行銀行4.77
ベトナム産業貿易商業銀行銀行4.66
ペトロベトナム・ガス公益事業4.22
軍隊商業銀行銀行4.18
ジェマデプト運輸4.13
FPT デジタル リテール小売3.95
FPTソフトウェア・サービス3.82

構成銘柄は約40。あまり知らない企業が多いです。デジワールドはもともとはIT機器の販売企業でしたが、近年ヘルスケアや日用品にまで手を広げています。他、銀行などの金融系も多いですが、前述の通り金融系が圧倒的に多いわけではなく、ある程度業種は分散されているように感じます。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2022年10月3日時点で17,986円。

コロナショック後から一気に基準価額を伸ばした後、ここ数年では安定した成績を残しています。

過去のパフォーマンス

2022年9月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から-12.06%
1年前から+9.68%
3年前から+65.05%
設定来+79.86%

設定来からみると、+79.86%です。

ここ半年は低調ですが、長期で見ると安定した成績を残しています。

まとめ

ベトナム料理のフォーは美味しい。ですが、投信のベトナムでフォーももっと美味しい。

ベトナム株を直接取引できる証券会社は限られているうえ、情報が少なく、手数料もかかるため、手っ取り早く投資できる投信を買うのがよさそうです。このような新興国の投信は運用会社によって、投資対象・運用方針が大きく異なってきますので、投資対象となる銘柄・業種などをしっかり見ていきましょう。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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