2021年に入ってから半年が過ぎましたが、今のところ絶好調なファンドが、野村世界業種別投資シリーズの中から世界半導体株投資ファンドです。もともと半導体は携帯電話、ゲーム機、家電等で需要が逼迫し、拍車をかけるようにルネサスの火災が重なり、自動車に至っては半導体不足により減産に追い込まれる事態となっています。益々需要の高まる半導体。関連銘柄は軒並み上昇中で絶好調です。
今回は野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)についてご紹介いたします。
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は野村アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。
投資コンセプトは下記の通りです。
- 世界各国の半導体関連企業の株式を対象として信託財産の中長期的な成長を目指す
半導体の需要が高まり、供給が全く追いついていない状況が続いています。ただでさえ全く足りていない半導体ですが、今後も携帯電話では5Gの普及、自動車もEVシフトによりさらに需要が増えることが予想されています。
基本情報
設定日 | 2009年8月27日 |
償還日 | 2024年6月28日 |
購入時手数料 | 3.3%(税込) |
信託財産留保額 | 0.3% |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率1.65%(税込) |
分配金 | 年2回(4月、10月) |
基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですので、管理費用1.65%と高め。
販売会社は野村證券のみ。
2009年設定で、償還予定日の2024年まであと3年ほどとなっています。
構成銘柄
2021年5月末時点での構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年5月末時点)
銘柄名 | 国籍 | 比率 |
---|---|---|
TSMC | 台湾 | 17.7% |
NVIDIA | 米国 | 14.0% |
ASML | オランダ | 10.4% |
BROADCOM | 米国 | 7.8% |
INTEL | 米国 | 7.5% |
TEXAS INSTRUMENTS | 米国 | 6.8% |
APPLIED MATERIALS | 米国 | 4.5% |
QUALCOMM | 米国 | 4.2% |
LAM RESEARCH | 米国 | 3.3% |
ANALOG DEVICES | 米国 | 3.2% |
構成銘柄は20銘柄。ほぼ予想通りといっていいラインナップでしょう。
パフォーマンス
基準価額推移
設定来、基準価額は2021年6月24日時点で、63,729円。(分配金再投資分込みで83,021円)
もともと絶好調なファンドでしたが、コロナショック後に大きく基準価額を伸ばしました。
まとめ
絶好調の半導体関連ファンド。TSMCを買っておけば大丈夫と言うことでしょうか。当ファンドは2024年に償還予定ですので、これから購入するのは難しいですが、TSMCをはじめとする半導体銘柄のチェック用のため、たまに月次レポートを覗いてみたいと思います。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。