【株ブログ】日本特殊陶業【海外売上比率80%超】

以前からピックアップしていた四季報銘柄。事業内容が自動車よりなので敬遠していたのですが、明らかな割安水準のため改めて調べてみました。

今回は5334 日本特殊陶業をご紹介いたします。

5334 日本特殊陶業 とは

会社概要

wikipediaから引用です。

日本特殊陶業株式会社(にっぽんとくしゅとうぎょう)は、スパークプラグ、セラミックス製品を製造するメーカーである。森村グループの一員。1936年設立。本社は愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号にある。全世界で事業を展開し海外売上比率は8割を超える。

(中略)

日本特殊陶業はかつて日本碍子(日本ガイシ、NGK)の事業部の一つであったが、森村の一業一社の思想から、スパークプラグの立ち上がりに応じて独立したものである。商標は、スパークプラグでは日本ガイシの商標である「NGKスパークプラグ」を引き続き使用しているが、それ以外では「NTKニューセラミック」を使用している。なお、英文社名は「NGK SPARK PLUG CO., LTD.」であり、前者の英語表記そのままである。スパークプラグ(世界シェア31%)、車載用酸素センサー(同36%)、超音波振動子、セラミック切削工具(同30%)の世界シェアトップのメーカーであり、MPUオーガニックパッケージ(同22%)では世界第3位(イビデン、新光電気工業に次ぐ)である。

主力製品であるスパークプラグは、世界のほぼ全ての自動車メーカーに採用され供給を行っている。また、F1等のモータースポーツにおいても、多くのチームに採用され供給を行っている。2013年(平成25年)、オーガニックICパッケージ事業の製造部門全てを他社に委託する。これにより、オーガニックICパッケージ事業については、設計・開発機能と販売機能に特化したファブレス体制となる。

wikipedia

沿革

1920年(大正9年) – 江副孫右衛門がチャンピオン社の工場見学をしたことがきっかけとなり研究に着手。1930年に「NG点火栓」を発売。
1936年(昭和11年) – 日本特殊陶業設立、資本金100万円。
1937年(昭和12年) – NGKスパークプラグ製造開始。
1949年(昭和24年) – NTKニューセラミック製造開始、東京・名古屋両証券取引所に株式上場。
1964年(昭和39年) – ホンダとともにF1世界選手権に参戦を開始。
1991年(平成3年) – スパークプラグ生産累計50億個突破。
2005年(平成17年) – タイNGKスパークプラグ設立。生体活性骨ペースト販売開始。
2006年(平成18年) – インド特殊陶業設立。プラグ国内生産100億個達成。
2016年(平成28年) – 創立80周年を契機に、新コーポレートメッセージ「IGNITE YOUR SPIRIT(心と夢に火をつけろ)」を策定。
2022年4月 – 東証プライム市場を選択

事業概要

陶業を主とする森村グループの創業者により、日本陶器合名会社(現:ノリタケカンパニーリミテド)が設立され、その後東洋陶器(株)(現:TOTO(株))、日本碍子(株)が事業部を独立する形で設立されたのがルーツです。その後、日本碍子の事業部が独立し、1936年に設立。創業から一貫して陶磁器(セラミックス)製造を行っています。(銘柄コードは5333:日本碍子,5334:日本特殊陶業)

事業内容としては、創業時から生産を行っている、自動車関連の部品がメインで全体の利益の70%以上を占めます。

スパークプラグはエンジンなどの内燃機関において、ガソリンと空気の混合気に電気的に点火する部品。世界トップシェアを誇ります。

排ガスセンサは排気ガス規制の強化や燃費向上に貢献するために、常に最適な燃焼となるようセンシングする装置。こちらも世界トップクラスのシェアを誇ります。

その他、売上比率としては少ないものの、セラミック技術を活かした、シリコン製のICチップなどを保護する半導体パッケージなどの生産を行っています。

海外売上比率が80%以上を占めており、グローバルに活躍する企業です。

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業績

株価チャート

株価を見ていきましょう。

コロナショック時は1,400円台をつける場面もありましたがその後回復。

業績は良くてもだいだい1,700円から2,000円のボックス相場。

(2022年4月24日時点)

PER6.57倍
PBR0.84倍
EPS295.2 円

過去5年業績

売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
連18.3409,91267,27969,09444,335209.460
連19.3425,01358,67259,54542,813205.670
連20.3426,20746,44444,24930,116145.770
◇21.3427,54647,38952,00138,367188.660
◇22.3予489,00081,00083,00060,000295.2102

過去5年の業績と予想です。売上が自動車業界に大きく依存することもあり、2020年,21年ともに減益。22年3月期は大きく増益見込み。(2022年4月24日時点、急速に進む円安は織り込まれていないため更なる上昇修正の可能性アリ)

配当

1株配(円)
連18.360
単19.370
連20.370
連21.360
連22.3予102

配当性向は30%をめどとしています。22年3月期は大幅増配予定。

株主優待

優待はありません。

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まとめ

  • 割安銘柄
  • グローバル企業
  • 円安メリット

自動車関連は減産の影響が気になるところですが、海外売上比率80%越えで円安メリットもあり。増配予定で明らかに割安です。ただ、円安が来期の業績に与える見通しが不透明なため要注意です。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。

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