eMAXIS シリーズから待望の新商品の登場です。
三菱UFJ国際投信が2024年2月22日(木)にeMAXIS インド株式インデックスを設定すると発表しました。
新NISAの開始には間に合いませんでしたが、そろそろ来るのではないかと思われた昨今のインド株式ブームに乗っかった形となります。
今回は eMAXIS インド株式インデックスについてご紹介いたします。
eMAXIS インド株式インデックスとは
Nifty50指数(配当込み)に連動する成果を目指す投資信託です。
Nifty50指数はNSE Indices Limitedが算出しているインド国立証券取引所に上場している50銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数となります。
2024年1月15日にNifty50指数ともう一つの代表的なインデックスであるSENSEXも史上最高値を更新するなど、好調な値動きを続けています。将来の人口増加による経済発展が予想されることから、各社からインド株式に投資できるインデックスファンドが相次ぎ登場しています。
今回、実績のあるeMAXISシリーズに新しくインド株式のインデックスファンドが登場しました。Slimシリーズではないので管理費用は少しお高めですが、十分期待できる商品と考えられます。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.44%(税込) ※純資産 500億円以上1,000億円未満の部分 0.429% ※純資産 1,000億円を超えた部分 0.418% |
基本情報は上記の通りとなります。Slimシリーズではないので管理費用は少し高めの0.44%。純資産が一定額を超えると超えた部分は安くなるのは他のeMAXISシリーズと同様。
楽天証券と、マネックス証券で買えるようです。
特にアナウンスされていませんが、新NISA・成長投資枠の対象となるものと思われます。
構成銘柄
構成銘柄上位については下記の通りとなります。(2023年12月末時点)
銘柄名 | 業種 |
---|---|
HDFC BANK | 金融 |
RELIANCE | エネルギー |
ICICI BANK | 金融 |
INFOSYS | 情報技術 |
LARSEN & TOUBRO | 資本財・サービス |
ITC LTD | 生活必需品 |
TATA CONSULTANCY SVCS | 情報技術 |
AXIS BANK | 金融 |
KOTAK MAHINDRA BANK | 金融 |
新興国とあって金融銘柄が多い印象です。
他ファンド・ETFとの比較
インドに投資するファンドはいくつかありますが、有力どころと比較してみました。
種別 | ファンド名 | 管理費用 | 純資産 |
---|---|---|---|
投信 | eMAXIS インド株式インデックス | 0.44% | – |
投信 | SMTAMインド株式インデックス | 0.308% | 8億円 |
投信 | SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド (サクッとインド株式) | 0.4638% | 307億円 |
投信 | iFreeNEXT インド株インデックス | 0.473% | 812億円 |
ETF | 1678 NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 | 1.045% | 518億円 |
他にもauAM Nifty50インド株ファンドと言うファンドがありますが、あんまり人気がないみたいなので省略します。
純資産トップは iFreeNEXT インド株インデックス 。しれっと管理費用を値下げして純資産1,000億円に迫る勢いです。eMAXISは後発ですが、先発の iFreeNEXT インド株インデックス に対抗できるでしょうか。
まとめ
インド株式インデックスファンドが各社から発売され、選択肢が増えてきました。インドは2027年までに先進国入りを目指すとのことで大胆な経済政策を発表しております。当面は経済成長を続ける見込みです。中国の政権がアレなだけに新興国投資に受け皿として中国からのシフトも進んでいます。
待望のeMAXISシリーズの仲間入りとなりましたが、さらに安いSlimシリーズでの展開も期待したいところです。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。