ロボット&AI ETF BOTZに投資を検討【ロボット&AI ETF】【米国ETF】

最近は、半導体・クリーンエネルギーが盛り上がっていますが、若干忘れられている感じのある、ロボット&AI。自動運転・ドローンなども当てはまります。AIに関するサービスもだいぶ増えてきたように感じます。実はロボット・AIの分野は日本の企業が健闘している分野でもあるのです。

今回は、以前からご紹介しているグローバルXシリーズから若干陰に隠れた存在になりつつあるETF BOTZをご紹介いたします。

BOTZとは

産業用ロボット・自動化、非産業用ロボット、自動運転などに携わる企業を含め、ロボットや人工知能(AI)の採用・活用の増加から恩恵を受ける企業への投資を目指すNASDAQに上場している米国籍のETFです。

情報技術に次いで、資本財やヘルスケアが占める割合が大きく、産業用ロボットや医療機器メーカーが多い印象です。

運営会社 グローバルXとは

グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。

特化型ETFとしては他に、ゲーム&eスポーツ関連銘柄のHERO、サイバーセキュリティ関連銘柄のBUG等個人的に興味のあるETFもあります。

通常こういった銘柄に投資信託として投資しようとすると、結構な信託報酬を取られることが多いのですが、グローバルXはそこそこの経費率で投資可能です。

基本情報

配当月6、12月
配当利回り0.4%
経費率0.68%

基本情報は上記の通りとなります。6ヶ月に一回配当予定ですが、あまり期待できません。

経費率は0.68%と少し高め。

構成銘柄

構成銘柄については下記の32銘柄となっております。(2020年1月15日時点)

ティッカー銘柄名構成比率(%)
6954ファナック7.975
ABBN SWABB LTD-REG7.372
NVDANVIDIA CORP7.362
ISRGINTUITIVE SURGICAL INC7.208
6861キーエンス7.186
BRKSBROOKS AUTOMATION INC5.026
6506安川電機5.012
RSW LNRENISHAW PLC4.929
6383ダイフク4.481
6645オムロン4.32
TECN SWTECAN GROUP AG-REG4.144
6273SMC3.855
CRNCCERENCE INC3.845
6503三菱電機3.713
JBTJOHN BEAN TECH3.522
MAXR CNMAXAR TECHNOLOGIES INC2.582
AVAVAEROVIRONMENT INC2.46
IRBTIROBOT CORP2.187
4488AI INSIDE2.07
CGCBV FHCARGOTEC OYJ-B SHARE2.041
ATA CNATS AUTOMATION1.532
FAROFARO TECHNOLOGIES INC1.157
6474不二越1.004
7779サイバーダイン0.754
6258平田機工0.701
3993PKSHA TECHNOLOGY INC0.679
HLXHELIX ENERGY SOL0.617
4056ニューラルポケット0.612
6104芝浦機械0.581
6652IDEC0.507
6572RPAホールディングス0.3
6232自律制御システム研究所0.274

組み入れ銘柄は実は日米の銘柄でともに4割を占めます。ファナックやキーエンスといったおなじみの企業から、最近上場したばかりのAI Inside・ニューラルポケットなども採用されています。日本は工場の産業用ロボットに強みを持つ銘柄が多く、AIを得意とする新興企業が絡んでイノベーションをおこしていくことが期待されます。自動車のEV化でなんとなく日本の製造業に暗い影を落とし始めていますが、産業用ロボット&AIの組み合わせでまだまだ世界と勝負できるのではないかと考えます。

メリット

日本の値がさ株にも投資できるETF

ファナック、キーエンス、AI Inside、といった値がさ株は高すぎて普通は手を出せませんが、ETFであれば、$34程度(2021年1月15日時点)で1株から購入できます。ロボット&AIという日本の強みの部分を集めたETFですので、少額から成長が期待できます。

QQQを上回るリターン

直近1年ではQQQを大きく上回る上昇を見せており大きなリターンが期待できます。

水色:BOTZ

オレンジ色:QQQ

デメリット

経費率が高め

経費率は0.68%。QQQが0.2%ということを考えるとコストは高めです。

景気敏感株か

ロボット&AIがテーマですので、製造業の業務効率化がテーマとなります。そのため、コロナショック級の市場変動があった場合に影響を受けやすい製造業の業績のあおりをもろに受ける可能性があるため、注意が必要です。まあ、キーエンスやファナックが倒産するとは思えませんが(笑)

まとめ

ロボット&AIに興味がなくても、キーエンスのような高値の銘柄に安価で投資したいなあという方は意外とおすすめです。もちろんロボット&AIの可能性を感じるかたにもおすすめです。

この分野での健闘の光る日本企業を応援したいものです。

※米国株、米国ETFは1株から購入可能です!!

興味のある方は少額から始めてみましょう!

タイトルとURLをコピーしました