会社四季報2022年新春号 ピックアップ銘柄振り返り

次の四季報の発売日が近づいてきました。あまり儲かっている印象はありませんが、前回の内容を振り返っていきたいと思います。

四季報2022年春号振り返り

ピックアップ基準

前回銘柄をピックアップした基準は下記の通りです。

  • 時価総額300億円以下(例外あり)
  • 業績右肩上がり(増益見込み) 
  • 現在の株価30万円以下 高すぎて買えないものには手を出さない
  • 優待、利回りはあまり考慮しない。
  • PERは15以下、特にPER高値平均を下回っていること。(EPS100円以上あれば尚よし)
  • 一日の出来高が少なすぎないこと

ピックアップ銘柄のその後

ピックアップしたのは下記の銘柄となります。

四季報発売日時点の株価と、約3ヶ月後の株価を比較してみました。

これまでは、新規ピックアップ銘柄と継続して注目銘柄を分けていましたが、面倒なので統合します。

ピックアップ

銘柄コード銘柄名2022/3/18
時点株価
2022/6/3
時点株価
騰落率値幅
1417ミライト・ホールディングス¥1,998¥1,648-17.52%-¥350
1721コムシスホールディングス¥2,721¥2,476-9.00%-¥245
1926ライト工業¥1,967¥1,724-12.35%-¥243
1939四電工¥1,650¥1,6872.24%¥37
1967ヤマト¥734¥7502.18%¥16
2150ケアネット¥751¥86615.31%¥115
2153E・Jホールディングス¥1,212¥1,154-4.79%-¥58
2372アイロムグループ¥2,030¥1,951-3.89%-¥79
2715エレマテック¥1,069¥1,34325.63%¥274
2780コメ兵HLDGS¥1,755¥2,33833.22%¥583
3036アルコニックス¥1,420¥1,315-7.39%-¥105
3186ネクステージ¥2,379¥2,172-8.70%-¥207
3375ZOA¥1,232¥1,228-0.32%-¥4
3458シーアールイー¥1,524¥1,6417.68%¥117
3741セック¥2,219¥2,52413.74%¥305
3853アステリア¥830¥1,24149.52%¥411
3891ニッポン高度紙工業¥2,034¥2,1485.60%¥114
4028石原産業¥1,020¥1,1169.41%¥96
4047関東電化¥1,070¥947-11.50%-¥123
4082第一稀元素化学工¥1,000¥1,10510.50%¥105
4088エア・ウォーター¥1,709¥1,7391.76%¥30
4216旭有機材¥1,995¥2,21511.03%¥220
4238ミライアル¥1,665¥1,87712.73%¥212
4258網屋¥1,150¥1,1893.39%¥39
4496コマースONEHLDGS¥1,162¥933-19.71%-¥229
4732ユー・エス・エス¥2,026¥2,39017.97%¥364
5121藤倉コンポジット¥712¥85820.51%¥146
5185フコク¥951¥9954.63%¥44
5333日本碍子¥1,700¥1,94814.59%¥248
5334日本特殊陶業¥1,931¥2,52830.92%¥597
5702大紀アルミニウム¥1,550¥1,379-11.03%-¥171
5741UACJ¥2,137¥2,3007.63%¥163
5805昭和電線HLDGS¥1,736¥1,8446.22%¥108
6101ツガミ¥1,303¥1,238-4.99%-¥65
6237イワキポンプ¥1,063¥978-8.00%-¥85
6245ヒラノテクシード¥1,982¥1,782-10.09%-¥200
6250やまびこ¥1,366¥1,220-10.69%-¥146
6293日精樹脂工業¥1,031¥921-10.67%-¥110
6294オカダアイヨン¥1,435¥1,5276.41%¥92
6298ワイエイシイホールディングス¥1,200¥1,71342.75%¥513
6315TOWA¥2,420¥1,857-23.26%-¥563
6316丸山製作所¥1,559¥1,549-0.64%-¥10
6337テセック¥1,970¥1,9780.41%¥8
6461日本ピストンリング¥1,313¥1,3130.00%¥0
6507シンフォニアテクノロジー¥1,313¥1,4026.78%¥89
6640I-PEX¥1,370¥1,4092.85%¥39
6928エノモト¥1,500¥1,66711.13%¥167
7433伯東¥2,409¥2,83617.73%¥427
7694いつも¥1,430¥845-40.91%-¥585
7715長野計器¥1,281¥1,187-7.34%-¥94
7915NISSHA¥1,361¥1,50810.80%¥147
8137サンワテクノス1,3161,3996.31%¥83
8159立花エレテック1,6801,559-7.20%-¥121
9145ビーイングHLDGS1,9481,451-25.51%-¥497
9265ヤマシタヘルスケアHLDGS1,9961,894-5.11%-¥102
9303住友倉庫2,3332,115-9.34%-¥218
9384内外トランスライン1,9241,9772.75%¥53
9880イノテック1,3841,355-2.10%-¥29

なんと!!32勝27敗とほぼイーブンに。それではトップ5とワースト5を見ていきましょう。

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騰落率

トップ5
銘柄コード銘柄名 2022/3/18
時点株価
2022/6/3
時点株価
騰落率値幅
3853アステリア¥830¥1,24149.52%¥411
6298ワイエイシイホールディングス¥1,200¥1,71342.75%¥513
2780コメ兵HLDGS¥1,755¥2,33833.22%¥583
5334日本特殊陶業¥1,931¥2,52830.92%¥597
2715エレマテック¥1,069¥1,34325.63%¥274

アステリアはシステム会社。実は杉村銘柄。業績を急激に伸ばしてはいますが、特に材料もなく急騰しているため要注意。

日本特殊陶業・エレマテックは買っとけばよかった…

ワースト5
銘柄コード 銘柄名 2022/3/18
時点株価
2022/6/3
時点株価
騰落率 値幅
7694いつも¥1,430¥845-40.91%-¥585
9145ビーイングHLDGS1,9481,451-25.51%-¥497
6315TOWA¥2,420¥1,857-23.26%-¥563
4496コマースONEHLDGS¥1,162¥933-19.71%-¥229
1417ミライト・ホールディングス¥1,998¥1,648-17.52%-¥350

いつもコマースONEホールディングスはEC銘柄。巣篭もり需要拡大による恩益を受けてきましたがコロナ禍終焉に伴い、減速が懸念され大幅安。AmazonやNetflixと同様の傾向でしょうが、今後も成長が期待できる業界なので注目していきたいところ。

ミライトホールディングスも悪くは無いのですが、NTT関連受注が減っていることから安くなっています。こちらも5Gの普及に伴い、需要は増えると思われますので今後も注目です。

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気になった銘柄のその後

3036 アルコニックス

四季報見出し【最高益】

非鉄原料の専門商社。双日の非鉄販社が分離独立。レアメタル強い

資源関係は除外といっておきながらですが、明らかに安いためピックアップ。

¥1,420 → ¥1,315 -7.39%

2023年3月期は最高益だった2022年3月期から減益となりますが、25年3月期に営業利益131億円を目指す計画。PERはまだ5%代。

4238 ミライアル

半導体ウエハ容器の専業メーカー。容器が不足すると出荷が出来ないですし、ある程度使用すると破損したり劣化するため常に需要はあります。特に半導体ウエハとなると選択肢が限られます。

四季報見出しは【絶好調】。

PER7台で推移。

¥1,665 → ¥1,877 +12.73%

2022年1月期の業績は好調でしたが、今期業績は未開示。

7694 いつも

怪しげな名前かと思われるかも知れませんが、知ってる人は知ってる銘柄。

個人的には好きな業界、EC関連のコンサル・各モールへの出店支援。以前ご紹介したコマースOneホールディングスとも提携。

¥1,430 → ¥845 -¥585

前述しましたが、コロナ禍終焉にともなう巣篭もり需要の減少という逆風に加え、積極的な投資がたたって前期比75%減益と言う結果も追いうちに。

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前号から継続して注目

5333 日本碍子

ガイシ世界一。半導体製造装置や電子部品が好調。自動車用のセラミックスが回復。

四季報見出しは【最高益】

\¥1,700→\1,948→14.59%

気づけばプラス。2023年3月期も最高益予想で増益予定。

なお、ルーツが同じ日本特殊陶業も絶好調。

¥1,931 → ¥2,528 30.92%

7715 長野計器

機械式圧力計はグループで世界シェア首位。自動車向け主力。

技術力・需要はありますが、自動車の減産による影響に懸念点。

¥1,281 → ¥1,187 -7.34%

業績は絶好調。ただ、いかんせん地味な銘柄のため、株価は伸びず。

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まとめ

米NASDAQをはじめとして株式市場全体が下がりきっているため、あまり期待していませんでしたが、意外と前回ピックアップした銘柄は好調なことがわかりました。

次の四季報は、円安・原材料高といったリスクをどう織り込んでいるか?が鍵となりそうです。

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