【株ブログ】7715 長野計器【機械式圧力計】【グローバルニッチ】

2022年3月期決算に向けての2Q決算集中日の2021年11月12日を過ぎ、ひとまず決算は一段落してきました。持株は、高配当のバリュー株が好調で、グロース株が絶不調という対照的な結果でしたが、後日振り返り記事を書きたいと思います。

四季報秋号でピックアップした銘柄についても良かったり悪かったりですが、今回はピックアップした中でもご紹介していなかった地味な優良銘柄についてご紹介していきたいと思います。

今回は7715 長野計器をご紹介いたします。

7715 長野計器とは

会社概要

wikipediaからの引用です。

長野計器株式会社(ながのけいき)は、東京都大田区に本社を構える。圧力計や圧力センサを中心とする各種センサなどの精密機器を開発、製造、販売している企業である。競合会社の規模が比較的小さい為、機械式圧力計の国内での市場シェアは圧倒的に高いが、圧力センサは後発組で、国内と海外の市場シェアは未だ低いままである。燃料電池自動車(FCV)の水素ステーション用に高性能の圧力計や圧力センサも生産している。創業当時の本社および工場は長野県上田市にある。

wikipedia

沿革

1896年(明治29年)5月1日 – 和田嘉衛により、現在の東京都文京区小石川に和田計器製作所を創業。
1902年(明治35年)4月 – 合名会社東京計器製作所を設立する。
1917年(大正6年)5月 – 株式会社東京計器製作所に改組する。
1930年(昭和5年)7月 – 本社を現在の東京都大田区蒲田に移転。
1951年(昭和26年)10月 – 長野県上田市に本社を移転する。
1976年(昭和51年)6月 – 長野県上田市から本社を東京都大田区に移転。
1998年(平成10年)12月 – 株式を店頭公開。
2005年(平成17年)2月 – 東京証券取引所第2部上場。
2006年(平成18年)5月 – Ashcroft Inc.を子会社化。
2007年(平成19年)4月 – 東京証券取引所第1部指定替え。
2008年(平成20年)4月 – 株式会社ニューエラーを子会社化。
2011年(平成23年)7月 – 東京計器株式会社、株式会社チノー、株式会社オーバルと業務提携。
2013年(平成25年)1月 – ゼネラルモーターズと圧力センサ供給契約締結。
2019年(平成31年)1月 – 有限会社中村金型製作所を子会社化。

事業概要

圧力計、圧力スイッチ、圧力センサ及び応用製品、工業用温度計、熱量計、
医療関連機器、半導体製造装置用機器、セラミックス部品の製造・販売を行っている同社。

国内でも有数の圧力計測制御機器の専業メーカーとして、独自の技術をベースに積極的な事業展開を進めています。

特に圧力計は国内で60%のトップシェアを誇り、世界シェアは20%。

微圧から、ロケット噴射のような超高圧まで数少ない「圧力計測」に関わるグローバルニッチ企業です。

欧州産ディーゼル車の圧力センサー、電子ブックや携帯電話などに使われる「半導体」の製造設備など用途は多種多様ですが、水素ステーション向け圧力計測器はほぼ独占供給の状態にあり、政府のグリーン成長戦略に伴い、物色対象となっています。

なお、東証新市場区分では「プライム」を選択することを発表しています。

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業績

株価チャート

株価を見ていきましょう。

コロナショックによる暴落で700円台まで株価を下げた後、少し戻しますが21年3月期の利益見込みが前年同期比50%以上の減となることから、1,000円を割る水準まで落とします。

その後、クリーンエネルギー政策による水素ステーション需要が増えるとの思惑から徐々に株価を上げています。

予想PER11.9倍/PBR1.12倍と指標上はかなりの割安。PER高値平均17.4%,安値平均でも10.1%ですので、まだ安いといえます。

(2021年11月12日時点)

PER11.9倍
PBR1.12倍
EPS122.9円
(予想)

過去5年業績

売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
連18.350,4483,4013,5992,818145.426
連19.352,0592,9322,8591,90298.122
連20.349,0672,3062,2561,58782.222
連21.344,8051,4421,5128654522
連22.3予52,5903,3903,4802,340122.929

過去5年の業績と予想です。

2021年2022年3月期は当初見込みから上方修正し、3期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通し。通期見込みはまだ修正していませんが、4期ぶりの過去最高益の可能性があります。

配当

配当に関しては増配傾向です。

1株配(円)
連18.326
連19.322
連20.322
連21.322
連22.3予29

株主優待

優待はありません。

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まとめ

  • グローバルニッチ企業
  • 割安株

コロナショックのような大きな暴落が起きると、地味な銘柄は割安なまま放置されたままとなりますが、グローバルニッチ企業はどこかの時点で気づかれてその後に上昇していく傾向があります。気づかれる前に四季報や決算発表などで注視しておく必要があります。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。

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