SBIアセットマネジメントから発売されている、業界最安値の SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドをはじめとしたSBI・Vシリーズ。
この度、シリーズ第4弾のファンドとして2022年1月31日にSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドが設定されることがわかりました。
またも楽天VTに真っ向勝負を仕掛けるわけですが、詳細を見ていきたいと思います。
SBI・Vシリーズとは
世界最大級の運用会社であるバンガード社とSBIグループがタッグを組んで提供している米国株ファンドでバンガード社の米国上場ETFに投資する形となります。2021年12月現在、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(VOO)、SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(VTI)、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(VYM)が提供されています。
【新設】SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全世界株式)
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.1438%(税込) |
基本情報は上記の通り。投資対象は全世界の株式でありFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス指数(円換算ベース)に連動を目指します。実質的にバンガード社の運用するバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)に投資します。
全世界株式と言うと、三菱東京UFJ国際投信のeMAXIS Slime 全世界株式(オールカントリー)があげられますが、こちらの連動指数は MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスです。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス のほうが小型株を含む分、構成銘柄数が9,000と多いのも特徴です。
指数 | 小型株 | 構成銘柄数 |
---|---|---|
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス | 含む | 約9,000 |
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス | 含まない | 約3,000 |
今のところSBI証券にて販売の予定です。
楽天・バンガード・ファンドとの比較
当然気になってくるのは類似のファンドとして挙がる、楽天・バンガード・ファンドと比較してみたいと思います。
SBI・V・全世界株式 vs 楽天・全世界株式
ファンド名 | 管理費用 | 純資産 |
---|---|---|
SBI・V・全世界株式 | 年率0.1438%(税込) | – |
楽天・全世界株式 | 年率0.212%(税込) | 1,505億円 |
※参考 VT(ETF) | 年率0.0800%(税込) | 2.9兆円 |
VTを買うのが圧倒的にお徳ではありますが、SBI・V・全世界株式と楽天・全世界株式を比較すると管理費用に約0.6%超の差があります。
まとめ
楽天VTI(全米株式)に競合する商品が2021年6月に出た時点で、VT(全世界株式)のほうも出してくるんだろうなとは思っていました。対抗する楽天投信投資顧問のほうは値下げの動きは全くありません。今後SBI・Vシリーズに新たな商品が追加される可能性もあります。VGTやVHTなどのセクターETFに間接的に投資するファンドが出てくると面白いかもしれません。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。