【THE 5G】次世代通信関連 世界株式戦略ファンド【好成績投信の中身を拝見】

人気の投信の中身を覗いてみようシリーズです。

ファンドアワードを受賞したファンドの中から、次世代通信規格5G関連の銘柄に投資を行うテーマ型の投信が注目を集めています。

今回は、次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)についてご紹介いたします。

次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)とは

次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(以下、THE 5G)は三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。世界の株式に投資するファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 世界の次世代通信関連企業に投資
  • 次世代通信関連企業の中からファンダメンタルズ分析を通じて成長性や株価の割安度を検証したうえで選定
  • ニューバーガー・バーマン・インベストメント・アドバイザーズ・エル・エル・シーが運用

新しい通信規格である5Gは2020年春に開始した日本を含め、2020年12月末時点で世界59カ国・地域で商用化されています。現在の5G通信網の人口カバー率は15%ですが、2026年には60%程度に普及が拡大していく見込みです。

ファンドレポートより
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基本情報(為替ヘッジなし)

設定日2017年12月15日
償還日2028年1月28日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.848%(税込)
分配金年1回(1月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費費用は1.848%と高めで、信託財産留保額はなし。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年3月末時点)

銘柄名国・地域産業分野比率
キーサイト・テクノロジーズ米国通信インフラ関連4.10%
村田製作所日本IoT機器・装置関連3.53%
マーベルテクノロジーグループ米国通信インフラ関連3.51%
コルボ米国通信サービス関連3.30%
ゼンデスク米国通信サービス関連3.26%
TモバイルUS米国通信サービス関連3.21%
ラムリサーチ米国IoT機器・装置関連3.20%
アナログ・デバイセズ米国IoT機器・装置関連3.20%
クアイショウ・テクノロジー中国通信サービス関連3.07%
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)米国通信インフラ関連2.99%

組み入れ銘柄数は49。日本からは村田製作所が採用。Tモバイルなどの通信インフラ関連やAMDなどの半導体関連がどうしても多くなります。そんな中で中国のクアイショウも採用。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年5月14日時点で、16,514円。

コロナショック時に一時的に下落しますが、5Gを始めとするグロース株優位の市場の波にも乗り純資産を順調に伸ばしています。

Morningstar Award “Fund of the Year2020”国際株式型(グローバル地域)部門優秀ファンド賞受賞

過去のパフォーマンス

2021年3月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
1年前から+42.02%
3年前から+64.22%
設定来+65.14%

設定来からみると、+65.14です。

順調に純資産を伸ばしています。セクターが偏りすぎている所謂テーマ型の投信ですが、5G通信はまだまだ世界的に普及しておらず、今後成長が見込めます。

まとめ

5G関連はこれから成長が見込める分野です。直近では半導体不足が懸念されますが、半導体だけでなく、通信インフラ、IoT関連、通信サービスなど様々な分野が恩恵を受けるものと思われます。

今後も注目です。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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