カレラ 米国小型株式アクティブファンド

引き続き、ダイアモンドZaiの好調だったファンド特集からいくつかピックアップしていきたいと思います。今回は米国の小型株が対象です。大型株より小型株のほうが成長の可能性を秘めていますが、ただでさえ情報の入りにくい米国株のなかで、小型株となるとさらに情報収集の難度があがります。

そんななか、米国の小型株に銘柄数を絞って厳選投資を行い、好成績を残しているファンドがあります。

今回はカレラ 米国小型株式アクティブファンドについてご紹介いたします。

カレラ 米国小型株式アクティブファンド

カレラ 米国小型株式アクティブファンドはカレラアセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 米国に上場している企業または同国において主な事業を展開する企業の株式のうち、原則として小型株式等に投資し積極的な運用を行う。

米国経済は雇用の安定や堅調な消費から、ゆるやかな経済成長が続くと見込みです。
米国では、若年世代が起業した小型企業が新規上場を果たし大きく成長するなど、ビジネス活動の活発化がさらに進むと予想されます。
米国の企業活動支援や国内優先の政策は、大型企業と比較して、相対的に内需中心で全米各地に拡散している米国の小型企業に有利だと考えられます。そのため、小型株を中心に投資を行います。

特に米国の小型株の場合は、情報が少なく投資判断に迷うところですが、投資信託にお任せしてしまおうというのが本ファンドの狙いです。

同ファンドの注目テーマととして、下記があげられています。

テクノロジー
  • スマートフォン
  • 自動運転
  • バイオテクノロジー
  • AI
  • VR
教育
  • 充実した高等教育
  • 規制緩和による研究促進
  • 知的財産(特許)

※テクノロジーと教育は産学連携・大学発ベンチャーなどのかかわりがあるため、相互連携作用が強いと思われます。

ミレニアル世代
  • 人口増加
  • デジタルネイティブ
  • 新しい欲求
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基本情報

設定日2017年7月28日
償還日2027年7月15日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
信託財産留保額0.3%
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.4817%(税込)
分配金年4回(1月,4月,7月,10月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドが、管理費用1.4817%とまあまあ。

年四回分配金の配布があり、直近は好調なためか2020年7月から6回連続で100円の分配金を出しています。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年11月末時点)

銘柄業種構成比率
HUBSPOT INCソフトウェア・サービス10%
AXCELIS TECHNOLOGIES半導体・半導体製造装置9%
TRICO BANCSHARES銀行8%
MAXLINEAR INC半導体・半導体製造装置8%
BANCORP INC/THE銀行7%
ENTEGRIS INC半導体・半導体製造装置6%
MACOM TECHNOLOGY SOL半導体・半導体製造装置5%
ZSCALER INCソフトウェア・サービス5%
NOVA LTD半導体・半導体製造装置5%
OMNICELL INCヘルスケア機器・サービス5%

構成銘柄は16銘柄と超厳選投資。 HUBSPOT はCRMとしてトップシェアのセールスフォースを追い上げる存在になるのではないかと個人的に期待しています。UIが見やすいですからね。そのほかは ZSCALERのようなソフト系から、半導体製造装置など技術系が多い印象です。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年12月30日時点で、19,333円。(配当金再投資額込み 20,533円)

チャイナショックやコロナショック時に一時的に下落はしていますが、基本的には右肩上がり。

過去のパフォーマンス

2021年12月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+22.99%
1年前から+59.19%
3年前から+99.06%
設定来+113.29%

設定来からみると、+ 113.29%です。

年率平均20%程度の成長と、基本的には安定的に上昇を続けています。

前述しましたが、ダイアモンドZai調べによると2021年の米国株セクター騰落率ランキング1位。

まとめ

米国の小型株となると、なかなか情報が少ないため投資手段は限られてきますが、ファンドに任せておけばOKです。構成銘柄を見ると、聞いたことのある銘柄もいくつかあります。銘柄を絞って厳選投資しているので、これらの銘柄に個別で投資しても面白いかもしれません。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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