米国高配当個別株投資は、3銘柄で撤退。個別株は難しい…ということでETFに手を出すことにしました。高配当ETFといっても主要どころはHDV,VYM,SPYDの3銘柄あります。今回は3銘柄の比較とともに高配当ETF投資日記をご紹介いたします。
銘柄比較
世界3大運用会社による米国株高配当利回りETFについて比較していきます。
銘柄 | HDV | VYM | SPYD |
運用会社 | Black Rock | Vanguard | State Street |
ベンチマーク | 高配当米国株 モーニングスター 配当フォーカス指数 | FTSE ハイデ ィビデンド・ イールド指数 | S&P500高配当 配当上位80銘柄均等 |
構成銘柄数 | 約75銘柄 | 約395銘柄 | 約80銘柄 |
コアセクター | エネルギー ヘルスケア 通信 | ヘルスケア 金融 消費財 | 不動産 金融 |
ETF純資産 | 約53億USドル | 約26億USドル | 約20億USドル |
リバランス | 四半期 | 年1回 | 半年 1月、7月 |
配当時期 | 四半期 3月/6月/9月/12月 | 四半期 3月/6月/9月/12月 | 四半期 3月/6月/9月/12月 |
配当金利回り (年率%) ※2020年10月時点 | 4.25% | 3.48% | 3.77% |
経費率 (年率%) | 0.08% | 0.06% | 0.07% |
3銘柄とも高配当かつ経費率が低いのが特徴ですが、ベンチマークする指数・組み入れ銘柄に違いが有ります。
HDV
HDVの特徴は組み入れ銘柄の入れ替えの頻度。4半期に一回銘柄を入れ替えています。業績の悪い会社はすぐに切られるということです。入れ替えの頻度が多い分、経費率は他のETFよりも若干高めとなっております。
また、HDVは財務健全性を重視しています。配当として支払うことのできる資金余力によって、重みをつけています。高配当だけど配当性向が高い、自己資本比率が低いなどの銘柄は外される傾向があります。
VYM
約400銘柄に分散しているので、特定セクターが不調でも影響を受けづらいです。
特に、景気動向によって影響を受けやすい不動産・HDVエネルギーセクターを除外。
組み入れ銘柄の見直しは年1回で回転率を低くし、安定感を重視しています。
SPYD
SYPDの組入銘柄は高配当株中心で、S&P500の80社以上に均等分散します。HDVのように財務の健全性は考慮しません。設定年度が3つの高配当ETFの中では最も新しく、株価が低いのも魅力です。好景気時には一番高配当となるものの、景気後退時には株価の下落・配当停止の影響を受けやすいです。
コロナショック前は4.75%まであった利回りですが…減配・配当停止の影響を受けて3.6%まで低下です。やはり高配当には裏がある。
投資体験談
個別株に懲りてSPYDに手を出す
個別株は難しい。ETFにしよう。一番利回りの高い、SPYDだ!
またもや利回りが高いという安易な理由でSPYDを購入。$38で22株購入。
コロナショックでナンピン
いままで散々痛い目にあってきたコロナショック。他の銘柄が売りどきを失う中、複数銘柄に分散されていることを踏まえ、底値と見てナンピンを決意。
売るタイミングを逃してしまった…
でもここは勝負!一気に10株買い増しだ
一時期$20を割る勢いを見せていた株価。$21にて10株ナンピン。平均取得単価$33に。
株価が一段落したところで安定のVYM購入
2020年6月 急激な株価の戻りも終わり、株価が安定してきました。
コロナ第二波は不安だが…安定感のあるVYMで様子を見よう
実はこれがあたり。$77で6株ほど慎重に購入。2020年10月現在は$20ほどの含み益。
もう全部ETFでいいんじゃない?
米国株 ETF 今後の予定
米国個別株、ETFの今後の投資方針です。
個別株
XOM エクソンモービル
とりあえず放置。追加投資はしない。配当金をもらいながら株価が戻るまで待つ。航空機の動向しだいか。
配当金→SPYDに投資へ。
株価が戻ったら売却予定→VYM、HDVに投資へ。
MO アルトリア
こちらも放置。配当金をもらいながら株価が戻るまで待つ。
配当金→SPYDに投資へ。
株価が戻ったら売却予定→VYM、HDVに投資へ。
ETF
SPYD
個別株とETFの配当金にて再投資する予定。再投資により平均取得単価を下げていきたい。
(伝家の宝刀ナンピンです)
VYM、HDV
XOM、MOの株価が戻ったら乗り換える予定。
VYMは安定しているため、円高(103円が目安)のタイミングで2株、3株単位でドル転して購入するかも。