インドの次はベトナムのようです。
いろいろと尖った投資信託を運用・販売している大和アセットマネジメントですが、2024年6月28日に インデックスを新規設定すると発表がありました。おそらくベトナム株のインデックスファンドは初めてとなります。
今回はiFreeNEXT ベトナム株インデックスについてご紹介いたします。
iFreeNEXT ベトナム株インデックス とは
VN100指数(配当込み、円ベース)の動きに連動させることを目指して運用を行うインデックスファンドです。
VN100指数は、VN100指数は、ホーチミン証券取引所に上場する流動性の高い時価総額上位100銘柄で構成される指数です。指数の計算⽅法は、浮動株調整済時価総額加重平均⽅式です。 ホーチミン証券取引所なんてはじめてきいたなぁ。
あらためてベトナムへの投資についておさらいです。ベトナムは高い経済成長が続くと期待できる国として注目を集めています。インドと同じく「人口ボーナス期」(総人口に占める生産年齢人口(15歳以上、65歳未満の人口)の比率が高い時期)の真っ只中であり、2040年ごろまで続く見込みです。実質GDPは6%前後の成長が続いていますが、この高い成長率が持続する可能性が高いと想定できます。
ベトナムは資源や労働力が豊富であるため、海外企業の進出が相次いでいます。日本との関連性について、ベトナムは親日国として知られ日本の企業も多数ベトナムに進出しています。勤勉であるという国民性からも日本が進出しやすい国といえるでしょう。
前述のとおり、 ホーチミン証券取引所はあまり耳にしたことがありません。それもそのはず、ベトナム株式の時価総額は数十兆円程度と小さく、まだ発展の余地が大きい株式市場と考えられます。
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.781%(税込) |
基本情報は上記の通りとなります。ベトナムの株式に投資するインデックスファンドはおそらく初めてとなりますが、管理費用は1%を切る0.781%。iFreeNEXT インド株インデックスが新規設定されたときも同じ管理費用(2024年6月時点は値下げして0.473%)でした。
NISA成長投資枠となることは発表されています。
構成銘柄
構成銘柄上位についてはまだ明らかになっておりません。わかり次第UPいたします。
新興国らしく、金融や不動産他インフラ関連銘柄
他ファンド・ETFとの比較
ベトナムに投資するファンドはいくつかありますが、有力どころと比較してみました。
種別 | ファンド名 | 管理費用 | 純資産 |
---|---|---|---|
投信 | iFreeNEXT ベトナム株インデックス | 0.781% | – |
投信 | イーストスプリング-イーストスプリング・ベトナム株式ファンド | 0.989% | 65億円 |
投信 | DIAMベトナム株式ファンド | 1.903% | 125.5億円 |
投信 | ベトナム成長株インカムファンド | 1.881% | 285億円 |
アクティブファンドは相変わらず高いです。イーストスプリングがアクティブファンドの割には安めですがあまり純資産額を伸ばせていません。 iFreeNEXT ベトナム株インデックス がベトナム株インデックスファンドのパイオニアとなれるのでしょうか?
まとめ
インド投信が煮詰まってきたところでベトナム株インデックスファンドの登場です。大和はとにかく尖った商品が大好きですが、今回の商品がベトナム株インデックスファンドのさきがけとなるかもしれません。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。