【SOMPOレバナス】SOMPOスイッチ NASDAQ100 レバレッジ2.5倍 新規設定決定!!【信託報酬最安値】

SOMPOアセットマネジメントが、2022年5月9日にSOMPOスイッチ NASDAQ100 レバレッジ2.5倍という商品を新規設定することがわかりました。2.5倍というのはなんとも微妙な数字ですが、信託報酬は類似商品と比べて最安値となります。ただし、運用については普通のレバレッジ型インデックス投信とは異なり、ポジションを機動的に変化させるようです。

今回は、SOMPOスイッチ NASDAQ100 レバレッジ2.5倍についてご紹介いたします。

SOMPOスイッチ NASDAQ100 レバレッジ2.5倍とは

SOMPOスイッチ NASDAQ100 レバレッジ2.5倍はSOMPOアセットマネジメント株式会社が運用を行うアクティブファンドです。

※レバレッジ型インデックスファンドではありません!!詳細は後述します。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • SOMPO スイッチ戦略(NASDAQ100)のリターンを享受する円建て債券を主要投資対象とする。
  • 為替ヘッジは行わない

SOMPO スイッチ戦略(NASDAQ100) とは

平常時はNASDAQ100指数に2.5倍のレバレッジを掛けた運用を行う一方で、市場下落が予想される局面では機動的にNASDAQ100のポジションを解消(要は全額現金に変換し、NASDAQ100に関する株式等の比率と現金の割合を0:100にするということ)するという運用を行う戦略のことです。

ポジションを解消するかどうかの判断については、モルガンスタンレーが開発した「シグナル」を用います。

SOMPO アセットマネジメント ニュースリリースより

なお、当戦略が機能しない場合には市場全体の価格低下の影響を抑制できないことや、市場の価格上昇による収益を獲得できない場合があるとしており、下記のような例を示しています。

  • シグナル点灯後、NASDAQ100指数のポジションを解消したタイミングで、市場価格が上昇したとき。
  • シグナル消灯後、NASDAQ100指数に2.5倍のレバレッジを掛けたタイミングで、市場価格が下落したとき。
  • 市場が急騰・急落したタイミングで、シグナルの点灯・消灯が追いつかない場合

要は、急騰・急落が激しく、乱高下を繰り返す相場では上手く収益を上げられない可能性がありますということだと解釈します。

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基本情報

設定日2022年5月9日
償還日2032年5月31日
購入時手数料 最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.759%(税込)
分配金年1回(5月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドではありますが、管理費費用は 0.759%と類似商品の中では最安値となります。また、償還日が設定されており10年投信となっています。

プレスリリースではSBI証券での販売がアナウンスされています。

構成銘柄

何度もNASDAQ100指数に連動するファンドをご紹介していることもあり、構成銘柄については割愛します。GAFAMを中心としたいつものメンバーとなります。

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類似商品との比較

他のレバナス商品との比較です。
(レバレッジ3倍や、機動的にレバレッジ比率を調整する商品などがありますが、複雑になるので除外します。)

ファンド名/運用会社信託報酬(税込)信託期間純資産額(億円)
※2022年4月末時点
SOMPOスイッチ NASDAQ100 レバレッジ2.5倍
(SOMPOアセットマネジメント)
0.759%2032年5月末まで
iFreeレバレッジ NASDAQ100
(大和アセットマネジメント)
0.990%無期限1,425.71
楽天レバレッジNASDAQ-100
(楽天投信投資顧問)
0.770%無期限216.43

純資産ではこれまでの実績のある大和のレバナスが圧倒的。信託報酬については、これまで最安だった楽天レバナスよりもさらに安い0.759%。楽天の天下は6ヶ月で終わりました。

信託期間については、大和レバナスと楽天レバナスが無制限(繰上げ償還可能性はあり)に対し、SOMPOは2032年5月までと10年投信となっております。

メリット-信託報酬が安い

実績のあるファンドの後発ということもあり、信託報酬は最安値となります(隠れコストは考慮しておりません)

デメリット-運用が吉と出るか凶と出るか

前述のとおり、シグナルが点灯したタイミングでポジションを解消したとして、その後すぐに上昇した場合や上昇して、急落したタイミングだと収益を得られない可能性があります。

また、インデックス投資であれば、たとえ下落したとしても、ドルコスト平均法で安く拾えますが、ポジションを解消してしまえば、安値で買いつけ出来なくなります。どのタイミングで買い戻すかも判断を間違えば、インデックスに負ける可能性もあります。

まとめ

SOMPOが最安商品を出すということで楽しみにして説明を見ていきましたが、よくよく説明を見ていくとシグナルの点灯・消灯のタイミングがわからず、乱高下する市場動向に追いつけない可能性があります。普通にレバレッジ型のインデックス投信のほうが良いような気がしますので、しばらく様子見です。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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