SBIアセットマネジメントから2024年初頭にに新商品のお知らせがありました。
2024年1月30日に「SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)」(愛称:雪だるま(S&P500高配当株式-分配重視型))と「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)」(愛称:SBI・V・米国高配当株式(分配重視型))を新規設定すると発表がありました。
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド (VYM)は既に年一回決算型が提供されています。中身は同じで分配金が四半期に一度でるパターンであると考えられます。
注目は今回設定される、SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド。VYMを買うファンドは多くありましたが、SPYDを買うファンドはあまりないのではないでしょうか。
詳細を見ていきます。
SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型) とは
SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)(愛称: 雪だるま(S&P500高配当株式-分配重視型)) は SBIアセットマネジメント が運用を行うインデックスファンドです。
米国の高配当銘柄に投資するS&P500高配当指数(S&P500 High Dividend Index)に連動する成果を目指します。
構成銘柄にたいして均等投資するのが特徴で、金融・不動産銘柄が多く配当利回りが高い反面、あまり株価の上昇は見込めない傾向にあります。
実際には下記のETFに投資します。
投資対象ETF | 経費率 |
---|---|
SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD) | 0.07% |
基本情報
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.1338%(税込)程度 ※信託報酬0.0638%+ETF経費率0.07% |
基本情報は上記の通りです。信託報酬は破格の0.0638%で、ETFの管理費用0.07%を加算して実質的な管理費用は0.1388%程度となる見込みです。
SBIアセットマネジメントの運用する、米国ETFを買うファンドの信託報酬はどれも 0.0638% なのでしょう。
なお、同時に設定される SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型) については既に年一回決算型が提供されていますが、これまで一度も分配金を出したことがありませんが、年4回決算ということで分配金が出ることが予想されています。 SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)のほうも出るでしょう。
現段階ではSBI証券でのみの販売。
高配当ETFの違いについて
少し古い記事ですが、人気の高配当ETF SPYD VYM HDVの違いについてまとめたものが下記になります。
構成銘柄
均等投資なので構成比率についてはほぼ変わりありませんが、個別銘柄の騰落によってその割合は変化します。
2023年12月時点の構成上位銘柄は下記の通りです。
ティッカー | 銘柄名 | 構成比率 |
---|---|---|
STX | シーゲイト・テクノロジー | 1.85% |
NRG | NRGエナジー | 1.65% |
AMGN | アムジェン | 1.54% |
PKG | パッケージング・コープ・オブ・アメリカ | 1.54% |
PSX | フィリップス66 | 1.53% |
KEY | キーコープ | 1.51% |
IBM | IBM(インターナショナル・ビジネス・マシンズ) | 1.51% |
IP | インターナショナル・ペーパー | 1.47% |
ZION | ザイオンズ・バンコープ | 1.45% |
FITB | フィフス・サード・バンコープ | 1.45% |
しばらく見ないうちにガラッとかわってしまったなぁと言うのが第一印象です。安定感のあるのはIBMくらいでしょうか。
まとめ
高配当投信が増えてきましたがSPYDに投資するファンドは初めてではないでしょうか。前述の通りあまり株価の上昇は見込めないので、定期的に分配金の欲しい方向けのファンドです。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。