【フレックス・ジャパン】Oneフレキシブル戦略日本株ファンド

ファンド大賞を受賞した投信のご紹介はちょっとお休み。前回、AIを活用した世界株式のファンドがあったので、同様に日本株を対象としたものもあるはずと思い調べたところ…ありました、アセットマネジメントOneが同様に日本株に関してビックデータを活用したファンドを2本ほど販売しておりました。

今回は、大型株が対象のOneフレキシブル戦略日本株ファンド(愛称:フレックス・ジャパン)をご紹介いたします。

Oneフレキシブル戦略日本株ファンド (愛称:フレックス・ジャパン ) とは

Oneフレキシブル戦略日本株ファンド(以下、 フレックス・ジャパン)はアセットマネジメントOneが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 日本の株式に投資
  • ビッグデータの活用とボトムアップアプローチによる分析等を組み合わせ、投資テーマと組入銘柄の候補を選定
  • 運用にあたっては、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社より、ビッグデータ解析を活用した投資テーマや個別銘柄、投資環境分析等に関する助言を受ける

ニュースフロー等のビッグデータから抽出したキーワード等を活用し、今後株式市場で拡大余地が大きいと考えられる投資テーマ候補を選定します。そして、社内アナリストやファンドマネジャー独自のボトムアップリサーチを加味し、割安で成長期待の大きいと考えられる銘柄を中心に、ファンドマネジャーが投資魅力度の高いと考える組入候補銘柄を選定します。

ファンドマネージャーはビックデータを活用しつつ、投資環境の変化に応じて、大型株や中小型株の配分比率等、最適と判断される投資スタイルにて最終的な投資テーマおよび組入銘柄を決定します。

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基本情報

設定日2018年1月31日
償還日2023年1月17日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.3%の率を乗じて得た額
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.694%(税込)
分配金年1回(9月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドのため、管理費費用は1.694%とそこそこ高めです。

AIが話題になり始めた2018年に設定の5年投信のため、あと一年で償還予定。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年3月末時点)

銘柄名比率
ソニーグループ4.26%
トヨタ自動車3.51%
エムアップホールディングス2.87%
キーエンス2.79%
三菱UFJフィナンシャル・グループ2.56%
三菱商事2.10%
東京エレクトロン1.92%
ソフトバンクグループ1.76%
三井住友フィナンシャルグループ1.62%
信越化学工業1.60%

構成銘柄は約130銘柄。ソニー・トヨタ・キーエンス・三菱UFJ…と定番の大型株が並ぶ中、…エムアップホールディングス???音楽関連のファンサイト運営・配信サービスを行っている会社です。なぜこの銘柄が構成上位銘柄となっているのかは謎ですが、どのような基準で銘柄選出をしているのか気になります。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2022年5月2日時点で、11,121円(分配金再投資 12,655円)。

あまり急騰・急落は少なく、比較的緩やかな右肩上がりのチャート。安定はしていますが、やや物足りない印象です。

過去のパフォーマンス

2022年4月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
半年前から-6.72%
1年前から+2.02%
3年前から+38.59%
設定来+26.55%

設定来からみると、+26.55%です。

ここ1年は不調ですが、設定来でみると30%前後のリターン。あと一年でどれだけのリターンを獲得できるでしょうか。

まとめ

AI活用といいながらも、よくよく見てみるとビックデータを活用した上で、ファンドマネージャーが判断するということで、グロース銘柄を集めて急騰しているファンドと比べるとやや物足りない印象です。投資期間も5年と短く、これから投資するのはおススメできません。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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