1489:NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信【新NISA】【高配当】

当ブログではあまり触れてきませんでしたが、2024年から新NISAが始まります。年間240万円の成長投資枠で何を買うべきか?長期で保有するなら高配当銘柄かと頭に浮かびましたが、人気銘柄はすでに高値圏となっておりなかなか投資タイミングも難しい…ということでETFで分散投資してしまえばいいのではないかと思いつきました。

今回は、1489 NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(以下,1489)についてご紹介いたします。

新NISAについて

ここで2024年から始まる新NISAについておさらいです。

金融庁 あたらしいNISAとは

つみたて投資枠は、現行のつみたてNISAにて投資している投信等の月間投資枠を調整しながら利用していく形になります。

問題は成長投資枠。売却益に加えて配当に関しても税金がかからなくなるため、高配当銘柄を持ち続けて配当金を貰い続けるという運用が一つの選択肢として考えられます。ただし、凡人が高配当株に迂闊に手を出すと、機関投資家をはじめとした空売り勢の餌食になる可能性が高いです。個別銘柄の選定も難しく、それぞれの銘柄も10万~50万円等まとまったお金が必要になります。であれば、もうETFに任せてしまおうじゃないかという考え。ETFでも配当利回りは4~5%ありますし、1口4~5万円(2023年5月時点)と手ごろなこと、さらに東証改革によりPBR1.0倍割れの銘柄に対して是正勧告を行っているため、株価も配当の上昇も見込めるのではないかとの思惑です。

1489 NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信とは

日経平均株価の構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い原則50銘柄で構成される株価指数日経平均高配当株50指数への連動を目指す、東証に上場するETFで、野村アセットマネジメントによって運用されています。

銘柄の算出方法としては、配当利回りに流動性(売買代金)を加味して構成銘柄の指数算出上のウエートを決定するという、従来までの価格平均や時価総額加重平均とは異なる算出方法を採用しています。2017年1月10日から算出を開始しました。

もともと日経平均採用銘柄の中から銘柄を算出するのですが、流動性を加味しているのがミソです。

毎年1回、「定期見直し」で6月末(最終証券営業日)に構成銘柄を入れ替えます。日経の予想配当を使って、基準日である5月末(同上)の予想配当利回りの高い銘柄を定期見直しルールに基づいて選定します。日経平均から除外される銘柄や、予想配当が無配となった銘柄は臨時に除外しますが、原則として構成銘柄が45銘柄未満となるまではその都度補充はせず、次の定期見直しで50銘柄に戻します。

直近(2023年3月)時点では、日軽金HDが日経平均を外れること、住友化学が予想配当未定という理由で指数から除外となっております。

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基本情報

配当月年4回(1月,4月,7月,10月)
配当利回り4.82%
経費率0.308%(税込)

基本情報は上記の通りとなります。経費率は0.3%ですが、貸株に出せばほぼ元はとれそうです。

何といっても高配当が魅力。新NISA枠で買えば、配当にも課税はされません。

構成銘柄

構成銘柄は下記のとおりです(2023年5月5日時点)

銘柄コード銘柄名PBR配当利回り構成比率
8316三井住友フィナンシャルグループ0.61倍4.09%4.34%
8411みずほフィナンシャルグループ0.57倍4.26%3.97%
5401日本製鉄0.66倍6.21%3.95%
2914日本たばこ産業1.48倍6.41%3.84%
4502武田薬品工業1.15倍3.93%3.64%
6178日本郵政0.35倍4.43%3.58%
9434ソフトバンク3.28倍5.62%3.18%
8306三菱UFJフィナンシャル・グループ0.62倍3.71%3.14%
8053住友商事0.82倍4.67%3.13%
5411JFEホールディングス0.44倍4.97%3.10%
9104商船三井0.60倍5.67%2.99%
8031三井物産1.02倍3.52%2.98%
9101日本郵船0.66倍16.43%
※決算発表前
2.76%
5406神戸製鋼所0.45倍3.96%2.73%
8001伊藤忠商事1.39倍3.09%2.62%
8058三菱商事0.90倍3.58%2.35%
8604野村ホールディングス0.46倍3.54%2.35%
8309三井住友トラスト・ホールディングス0.65倍4.07%2.32%
8308りそなホールディングス0.66倍3.13%2.28%
5201AGC0.80倍4.14%2.21%
8766東京海上ホールディングス1.46倍3.65%2.15%
5020ENEOSホールディングス0.52倍4.54%1.92%
8601大和証券グループ本社0.65倍3.64%1.85%
1928積水ハウス1.13倍4.25%1.85%
8725MS&AD
インシュアランスグループホールディングス
0.84倍4.47%1.81%
5108ブリヂストン1.27倍3.65%1.76%
8795T&Dホールディングス1.06倍3.67%1.74%
1605INPEX0.51倍4.31%1.73%
2768双日0.76倍4.69%1.72%
8630SOMPOホールディングス1.08倍4.57%1.58%
4183三井化学0.86倍3.45%1.52%
7751キヤノン1.04倍3.72%1.51%
4188三菱ケミカルグループ0.75倍3.78%1.49%
6113アマダ0.91倍3.75%1.33%
9147NIPPON EXPRESSホールディングス0.96倍3.69%1.31%
7186コンコルディア・フィナンシャルグループ0.53倍3.70%1.26%
8304あおぞら銀行0.64倍6.30%1.12%
5019出光興産0.52倍4.11%1.04%
5214日本電気硝子0.44倍4.85%1.02%
7762シチズン時計0.80倍4.50%0.83%
6724セイコーエプソン0.94倍3.61%0.79%
8354ふくおかフィナンシャルグループ0.57倍4.14%0.68%
4208UBE0.57倍4.37%0.67%
1808長谷工コーポレーション1.01倍4.87%0.66%
8628松井証券2.60倍5.20%0.57%
4631DIC0.61倍3.99%0.50%
4061デンカ0.78倍3.67%0.47%
TOPIX先物 23063.64%

構成銘柄は47。日本を代表する高配当銘柄が並びます。普通に買ったら、1単元20万~40万円する銘柄ばかり。日本版ダウの犬で100万円分のポートフォリオを作ろうと思っても上位4~5銘柄で終わってしまいます。

分散も効いていて利回りもなかなかですが、意外にもPBR1倍割れの銘柄が多い。前述しましたが、株価も配当利回りも上昇が見込めます。

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メリット

  • 高配当
  • 個別の株式銘柄の値下がりリスクを回避

デメリット

  • 高成長は見込めない
  • 再投資は自分で行う必要がある
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まとめ

新NISAでどんな個別株を買おうか迷っている方、よくわからないけどとりあえず投資したい方は、1489の東証ETFに投資しておけば間違いないです。ETFなので、買い付けるタイミングが難しいですが、日経平均が大きく下げたときや、月次に定期的に買い付けるなどの、長期積立がベターな買い方かと思われます。

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