eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックスが登場!【新規設定】

久々にeMAXISシリーズから新商品の登場です。

この度、三菱UFJ国際投信が2023年1月12日にeMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックスを設定すると発表しました。(経費の安いSlimシリーズじゃないので注意!!)

もう言うまでもないでしょうが、同社の提供する eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) :オルカンは圧倒的な人気を誇っています。

2022年は高配当株、高配当投信が人気を集めました。先日ご紹介したTracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)も好調なスタートを切ったようで、金利上昇局面ではハイテク株を中心としたグロース株よりも高配当銘柄に注目が集まっています。ついに天下のeMAXISシリーズも高配当投信に手を出したようです。

今回は eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックスについてご紹介いたします。

eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックスとは

S&P500クオリティ高配当指数(配当込み、円換算ベース)に連動する成果を目指す投資信託です。

同指数は、S&P500指数の構成銘柄から、クオリティ・スコアおよび配当利回りの基準からそれぞれ上位200位以内にランク付けされる銘柄を抽出し、原則として両方の基準を満たす銘柄を均等に組み入れます。クオリティ・スコアは、収益の創出、収益の質、および、財務の健全性の組み合わせとして定義しています。

単純に一時的な業績の浮き沈みで配当利回りの高い銘柄を集めているのではなく、収益の質・財務状況が安定してる銘柄を組み込んでいる点、そして銘柄を均等に組入れている点に注目です。

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基本情報

購入時手数料なし
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.330%(税込)

基本情報は上記の通りとなります。Slimシリーズではないので、管理費用は0.33%となります。なお為替ヘッジはなしとなります。今のところ販売会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券の予定。

ちなみに、 連続増配銘柄を対象とするTracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)0.1155%と圧倒的な安さ。

構成銘柄

構成銘柄については、詳細は明らかになっていませんが、モーニングスターの記事によると、バイオ医薬品のギリアド・サイエンシズ、自動車用及び工業用交換部品の流通に携わるサービス会社のジェニュイン・パーツ、金融サービス会社のプリンシパル・フィナンシャル・グループなどが含まれているようです。

単純な配当利回りだけでなく、 クオリティ・スコアも重視されるため、高配当ETFのVYMやSPYDなどとは若干構成銘柄が異なってくる可能性があります。

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パフォーマンス

S&P500指数と同等のリターン

過去10年のS&P500指数との比較が下記となります。

白: S&P500クオリティ高配当指数(ドルベース)

青: S&P 500

コロナ後の回復はS&P500指数のほうが早いですが、金利上昇後のハイテク株の下落によりその差は縮まりつつあります。

長期目線で見たときに S&P500クオリティ高配当指数 とS&P500指数は同じような動きとなりますが、直近とくに金利上昇が続くような局面においては S&P500クオリティ高配当指数のほうがパフォーマンスの上では上回っています。S&P500指数に連動するETFや投信と組み合わせて利用するのがベターでしょうか。

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まとめ

最近は高配当の個別株、ETF、投信に人気が集まってきていますが、ついにeMAXISシリーズからの高配当投信が出ました。単なる高配当ではなくハイクオリティ銘柄を集めており、S&P500指数と若干異なる動きをするため、スパイスとして加えてみるのも良いかもしれません。

今後に要注目です。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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