アクティブ元年日本株ファンド

引き続き、ダイアモンドZaiの好調だったファンド特集からいくつかピックアップしていきたいと思います。運用期間が5年未満のフレッシャーズ部門から1本です。

今回は、アクティブ元年日本株ファンドをご紹介いたします。

アクティブ元年日本株ファンドとは

アクティブ元年日本株ファンドは三井住友DSアセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • ⽇本株を投資対象

当ファンドはファンドマネージャーが銘柄を選別して投資するアクティブファンドです。

定量分析・定性分析から銘柄を絞り込み、企業取材を実施。取材は経営陣やIR担当者との1on1形式で、中長期的な経営戦略や、競争優位を生み出す差別化要素を引き出します。取材後、中長期目線での数値分析を行い、組入れ候補銘柄の目標株価の算出、割安度を考慮してポートフォリオを構築します。

主なファンドマネージャーの古賀直樹氏はトヨタアセット配当フォーカスオープン(現三井住友・配当フォーカスオープン)の運用を立ち上げから約10年間担当し、リスクを抑えつつ市場平均を上回る良好な実績を残しております。その他にも優秀なファンドマネージャを抱える運用チームの顔の見える運用で月次レポート・動画による積極的な情報発信を行っています。

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基本情報

設定日2019年2月5日
償還日無制限
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.078%(税込)
分配金年1回(1月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですが、管理費費用は 1.078とまずまず。

販売会社は三井住友DS投信直販のみ。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年11月末時点)

銘柄名業種比率(%)
セガサミーホールディングス機械1.6
リファインバースグループサービス1.6
ジェイ・エス・ビー不動産1.6
セレス情報・通信1.6
ニチハガラス・土石製品1.5
都築電気情報・通信1.4
ストライクサービス1.4
ライフネット生命保険保険1.4
IJTT輸送用機器1.4
プレス工業輸送用機器1.4

構成銘柄は約120銘柄。あまりマークされていないであろう意外な銘柄がずらり。

セガサミーはゲーセン事業から撤退しましたが、パチンコ・パチスロのスマパチ・スマスロでの加速に期待。

ストライクは企業ごとに業績の差が激しいM&A仲介業者。事業承継に悩む経営者のマッチングを行っているようですが、片っ端から営業電話を掛けている印象しかありません。ただ、譲渡金額×○○%の仲介手数料をとるビジネスモデルのためかなり儲かるようです。

なお、月次レポート動画をYouTubeにて公開中です。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2023年4月21日時点で、20,048円。

コロナショック時は例外なく暴落しましたが、その後は上昇。直近は調整中です。

過去のパフォーマンス

2021年12月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
半年前から+12.6%
1年前から+13.6%
3年前から+99.2%
設定来+102.1%

設定来からみると、+ 102.1% です。

5年未満ですがほぼ倍となっています。

まとめ

敏腕ファンドマネージャーによる、顔の見える投信。月次レポートの動画もわかりやすくて○です。

デメリットとしては三井住友DS投信の直販であること。月次レポートの組入銘柄や動画を参考にする程度でもいいかもしれません。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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