引き続きダイアモンドZaiの好調だった投信のご紹介です。今回はREITです。
今回、りそな ワールド・リート・ファンド(愛称:フドウさん)についてご紹介いたします。
りそな ワールド・リート・ファンド(愛称:フドウさん) とは
りそな ワールド・リート・ファンド(愛称:フドウさん)は大和アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。(りそななのに大和です)
投資コンセプトは下記の通りです。
- 海外のREITへの分散投資
販売用資料では「フドウさん」というおばちゃんキャラクターが全面に押し出されていますが、投資対象となるのは日本ではなく海外のREITです。
投資対象銘柄の選定に当たっては、個別銘柄の投資価値を分析して、銘柄ごとの配当利回り、期待される成長性、相対的な割安度などを勘案し投資銘柄を選定します。また、組入れる銘柄の業種および国・地域配分の分散を考慮するとのことです。
基本情報
設定日 | 2006年6月12日 |
償還日 | 無制限 |
購入時手数料 | 最大2.75%(税込) ※証券会社によって異なる。ネット証券は無料 |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率1.628%(税込) |
分配金 | 毎月 |
基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドで管理費用は1.628%と結構高額。
REIT型ファンドと言うこともあり、毎月分配金が出ます。
構成銘柄
国・地域別割合、リート 用途別構成、構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2023年3月末時点)
国・地域別構成
国・地域 | 構成比率(%) |
---|---|
アメリカ | 48.8 |
オーストラリア | 14.7 |
イギリス | 10.0 |
シンガポール | 7.9 |
フランス | 5.4 |
香港 | 3.5 |
ベルギー | 2.2 |
カナダ | 1.8 |
スペイン | 1.3 |
その他 | 2.0 |
リート 用途別構成
用途名 | 構成比率(%) |
---|---|
産業施設 | 21.2 |
商業施設 | 18.9 |
住宅 | 15.0 |
各種不動産 | 13.7 |
ヘルスケア | 9.6 |
特殊用途施設 | 9.0 |
貸倉庫 | 5.7 |
オフィス | 3.5 |
ホテル/リゾート | 1.0 |
その他 | 0.2 |
銘柄名 | 用途名 | 国・地域 | 比率 |
---|---|---|---|
プロロジス | 産業施設 | アメリカ | 5.0% |
グッドマン・グループ | 産業施設 | オーストラリア | 4.9% |
ウェルタワー | ヘルスケア | アメリカ | 4.6% |
インビテーション・ホームズ | 住宅 | アメリカ | 3.7% |
リアルティ・インカム | 商業施設 | アメリカ | 3.7% |
デジタル・リアルティー・トラスト | 特殊用途施設 | アメリカ | 3.7% |
リンクREIT | 商業施設 | 香港 | 3.5% |
サイモン・プロパティー・グループ | 商業施設 | アメリカ | 3.0% |
チャーター・ホール・グループ | 各種不動産 | オーストラリア | 2.7% |
パークウェイ・ライフREIT | ヘルスケア | シンガポール | 2.6% |
組入れ銘柄数は68。聞いたことがあるような無いような銘柄が並びます。REITといえどもアメリカの銘柄が約半分を占めます。
FRBが金利を上げすぎたので、住宅ローンの金利が上がりすぎて、住宅のほうが伸びておりません。
また、相次ぐ米銀行の破綻で、貸し渋りも見え始めましたので、直近は厳しいかもしれません。
今後金利を下げるとなった場合は、全体的に上昇が見込めます。
パフォーマンス
基準価額推移
設定来、基準価額は2023年5月2日時点で、23,892円(分配金再投資基準価額)。
コロナショック後は一時的に落ち込みましたが、その後は堅調に推移しています。直近は金利上昇もあって調整中。
過去のパフォーマンス
2023年4月末時点の情報です。
期間 | 騰落率(分配金込み) |
---|---|
6ヶ月前から | +0.01% |
1年前から | -11.87% |
設定来 | +138.92% |
設定来からみると、+138.92%です。
2006年の設定来から、2倍以上となっています。分配金は継続的に毎月10円です。
まとめ
コロナショック後からREITは世界的に好調です。直近は金利上昇の影響もあって調整中ですが、リセッションが起こったとしても経済の再開に伴って上昇・下落のサイクルの中継続的な上昇が見込めます。
長い運用実績があるというのも好材料です。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。