【書評】会社四季報2022年夏号 読んでみた

人間ドックに備えて2週間で4キロやせるという格闘家並みの減量を行っていたため、久々のブログ更新となってしまいました。さすがにサボりすぎたので、四季報のピックアップだけは早くしようと3日で読み終えました。雑感を書いていきたいと思います。

全体的な印象

好調な業種は?

資源価格高騰に伴い、資源関連が引き続き好調。

イマイチな業種は?

前年堅調だった半導体・製造業は厳しいところが多く特に【反落】の見出しが目立ちます。

銘柄ピックアップ

今回銘柄をピックアップした基準は下記の通りです。

  • 時価総額300億円以下(例外あり)
  • 業績右肩上がり(増益見込み)
  • 現在の株価30万円以下 高すぎて買えないものには手を出さない
  • 優待、利回りはあまり考慮しない。
  • PERは15以下、特にPER高値平均を下回っていること。(EPS100円以上あれば尚よし)
  • 一日の出来高が少なすぎないこと

一通りピックアップした後、一日の出来高が少ない銘柄を除外はこれまでどおり。

資源価格高騰を受けて、来期見通しを減益としている銘柄が多く、右肩上がりの銘柄は少なかったように思えます。

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今回気になった銘柄

新規銘柄は少なくなってきたため、今回は過去に取り上げた銘柄も一緒にピックアップ。

3853 アステリア

四季報見出し【連続最高益】

所謂IT企業。データ連携ソフトやノーコード技術・AI技術を有するソフト開発メーカー。

23年3月期予想は未開示となっているものの、四季報では最高益予想。予想PER6%を切る水準。

6317 丸山製作所

防除機の大手。今世界的なトレンドとなっている農業関連。

四季報見出しは【増額】。PERは6%代。

6507 シンフォニアテクノロジー

旧神戸製鋼系列の電機メーカーで、元の社名は神鋼電機株式会社。半導体搬送機や航空、制御機器を展開。

四季報見出しは【連続更新も】。

PER6台で推移。2年連続最高益、30年ぶりの過去最高売上更新なるか。

8159 立花エレテック

電気・電子商社。

三菱電機のFA(不祥事があるので不安ですが)、ルネサスの半導体デバイスが主。

四季報見出しは【増益続く】

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超個人的に気になるテーマ-サイバーセキュリティ-

これだけ値上げ値上げとなると、原材料費高騰をもろに受ける大半の日本企業は厳しい状況が続きます。そんな中、原材料の影響を受けない今トレンドのテーマ。サイバーセキュリティー関連が気になります。サイバーセキュリティの中でも、セキュリティ監視・AIなどのソフトや人的資源を用いたサービスであればかかるコストは人件費のみとなります。(厳密にはサーバー代・電気代がかかるのですが…)

また、ロシア・ウクライナ問題、Emotetの被害拡大により、セキュリティに関する需要はこれからも増え続けると感じます。

上記を踏まえて、これまでにピックアップしたセキュリティ関連銘柄から、注目の2銘柄です。

4258 網屋

2022年12月上場銘柄。データセキュリティに強み

四季報見出しは【増勢】。

配当の無い典型的なグロース銘柄であるものの、PERは20%代。

6050 イー・ガーディアン

ネット監視、セキュリティ関連銘柄。

広島の有名人、有吉さんの奥さんのお父さんが創業者。

四季報見出しはみんな大好き【独自増額】

まとめ

米金利上昇でグロース株は軒並み下落中ですが、個人的な注目はIT系・特にセキュリティ関連です。原材料ではなく人件費が経費となるからです。果たして、これが吉とでるか凶とでるか。

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