【株ブログ】1952 新日本空調

四季報春号で気になっていた銘柄の中で好調な銘柄をご紹介いたします。個別株のご紹介は本当に久々になるんですね。いかにブログをサボっていたかがわかります。

今回は 1952 新日本空調をご紹介いたします。

1952 新日本空調とは

会社概要

新日本空調株式会社(しんにっぽんくうちょう、英: Shin Nippon Air Technologies Co., Ltd.)は、空気調和、冷暖房、換気、給排水、衛生、電気、消防、計装等の設備における設計、監理、並びに工事請負を行う大手総合設備建設会社である。

(中略)

基本理念は「空気を中核とする熱・水技術の研究と開発に努め、環境創造分野に新たな価値を創り出し、社会的に信頼される技術とサービスを提供する企業の実現を目指す」。これまで空気調和・衛生工学会より30回にわたり学会賞を受賞。

wikipedia

沿革

1930年12月 – 三井物産の斡旋により、我が国での空調機器の製造と空調設備の設計・施工を目的として米国キヤリア社と三機工業が共同出資、東洋キヤリア工業株式会社設立。
1969年10月 – 東洋キヤリア工業が工事事業部門を分離独立させ、新日本空調株式会社設立。
1973年5月 – 事業内容を空気調和、冷暖房、温湿度調整、換気給排水、衛生、防災設備、冷熱プラント、冷凍冷蔵、空気処理、公害防止・廃棄物処理などの環境保全設備、建築物、特殊建築物、工作物の設計、監理および工事請負ならびに関連装置の製作売買、保守、管理とする。
1990年11月 – 東京証券取引所第2部に上場。
1993年9月 – 研究体制の強化及び社員教育の充実を図るため、長野県茅野市に技術研究所(工学センターおよび東葛西の研究所を統合)・茅野研修所を開設。
1993年12月 – 東京証券取引市場第1部銘柄に指定。
2003年12月 – 新日本空調工程(上海)有限公司設立(現・連結子会社)。
2008年7月 – スリランカにてSHIN NIPPON LANKA(PRIVATE)LIMITEDを設立(現・連結子会社)。
2010年12月 – シンガポールにてSHIN NIPPON AIRTECH(SINGAPORE)PTE.LTD.を設立(現・連結子会社)。
2013年11月 – 希霓科工貿(上海)有限公司設立(現・連結子会社)。

事業概要

社名の通り空調設備の設計・施工を主力事業とする総合設備建設会社。三井物産の斡旋により誕生した経緯もあり、現在も三井グループに所属。グループ系に所属することで三井系の工事が受注できるので地味に大きなポイントです。

対象となる建造物は、オフィス・商業施設・病院等の一般空調設備のほか、工場などの産業空調設備。今では当たり前となったクリーンルームを初めて手がけたことでも知られます。さらには原子力関連施設向けに国内初の原子炉空調を施工するなど、事業領域は多岐に渡ります。

独自技術の微粒子可視化システムをはじめとしたビジュアルソリューション事業(見える化)なども行っています。

近年では、データセンター向けにシミュレーション技術を提供するなど事業の幅を広げています。

ただでさえ暑いのに、昨今の酷暑により、一般空調設備の需要が高まっているほか、産業設備でも空調が必須化されつつあります。さらに直近ブームとなっている生成AI・クラウド化の需要を満たすためにデータセンターが必要なりますが、データセンターの大量のマシンが発する熱を冷却し一定温度を保つためにも空調施設が必要なります。今後も成長が見込める分野であると感じます。

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業績

株価チャート

コロナショック時には急落しましたが、その後は急上昇。2022年は低調でしたが、2023年3月期の決算発表後に急騰しました。

それでも指標上はPER9.41倍、PBR0.92倍と割安水準。

(2023年6月30日時点)

PER9.41倍
PBR0.92倍
EPS244.0円

過去5年業績

売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
連20.3120,1066,4096,8104,603197.170
連21.3107,2536,3866,6764,637199.570
連22.3106,7186,8817,3665,403231.975
連23.3112,2347,1247,9145,597239.780
連24.3予123,0007,7008,1005,70024480

過去5年の業績と予想です。売上は落ちているものの23年3月期は最高益となりました。24年3月期も最高益の予想。

配当

1株配(円)
連20.370
連21.370
連22.375
連23.380
連24.3予80

決算説明資料内の株主還元方針として「DOE(株主資本配当率)3% を下限とし、連結配当性向 30% 以上として還元」とあります。今後の業績次第では増配も期待できます。

株主優待

300株以上で年二回優待がもらえます。

優待内容名優待獲得株数備考
2,000円相当のカタログギフト300株以上3月
1,000円相当のクオカード300株以上9月
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まとめ

  • 業績好調
  • 割安銘柄
  • データセンター
  • 酷暑

業績は好調。とにかく暑い日本の夏、データセンター・熊本や北海道の工場建設ラッシュを考慮すると需要がありそうな予感がします。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。

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