PayPay投信 米国株式インデックスファンド 設定決定!!

 

以前もお伝えしましたが、PayPay投信から新ファンド「PayPay投信 米国株式インデックスファンド」を2022年3月16日に設定されることがわかりました。

今回はPayPay投信 米国株式インデックスファンドについて詳細をご紹介いたします。

PayPay投信 米国株式インデックスファンドとは

以前発表されたプレスリリースでは下記の通りとなっておりました。

・購入時手数料0円。業界最低水準の運用コストを目指します。

・インデックス運用のファンドシリーズの第3弾です。

・指数構築過程において透明性の高いインデックスに連動する、大型株及び中型株を中心とした米国株式に投資します。

大型株及び中型株を中心とした米国株式に投資ということで、どの指数をベンチマークとするのかが不明でしたが、詳細が明らかになりました。

「Morningstar 米国ターゲット・マーケット・エクスポージャー指数(配当込)」

とのことです。米国株式の時価総額の上位85%を占める大型・中型株を対象とする指数で、約630銘柄から構成される時価総額加重型のインデックスです。

実際の運用としては同指数に連動する「JPモルガン・ベータビルダーズ・米国株式ETF」【BBUS】というETFに投資するファンドとなります。楽天全米株式、楽天全世界株式、SBI・Vシリーズと同様の形となります。

まさかBBUS という聞いたことも無いETFを出してくるとは思いませんでした。 BBUSは2019年3月に設定されたETFで、経費率はなんと0.02%と非常に低コストです。

PayPayアセットマネジメントとは

「PayPay」と言う名の通り、Zホールディングスグループの一角。ITCインベストメント・パートナーズ→アストマックス投信投資顧問株式会社と吸収合併に伴う社名変更から、2019年にZホールディングスの子会社となり、2021年3月8日をもって、PayPayアセットマネジメント株式会社となりました。

PayPayアセットマネジメント株式会社への社名変更を機に、「PayPay投信インデックスファンドシリーズ」の提供を開始しました。ノーロードで業界最低水準の運用コストを目指す当シリーズの第一弾として、「PayPay投信 日経225インデックス」「PayPay投信 NYダウインデックス」を設定、運用を開始。また、既存の商品名を変更した「PayPay投信 バランスライト」「PayPay投信AIプラス」をあわせて「PayPay」を冠した投資商品を展開中。

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基本情報

購入時手数料なし
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.0915%(税込)程度
※信託報酬0.0715%+ETF経費率0.02%
.

基本情報は上記の通りです。信託報酬は破格の0.0715%で、ETFの管理費用0.02%を加算して実質的な管理費用は0.0915%程度となる見込みです。

販売会社は、SBI証券・PayPay銀行となる模様。

参考までに米国株式の主要な指数に連動するインデックスファンドは下記の通りです。

ファンド名連動指数(ETF)管理費用
PayPay投信 米国株式インデックスファンドBBUS ( Morningstar 米国ターゲット・マーケット・エクスポージャー指数(配当込) )0.0915%程度
SBI・V・S&P500インデックスファンドS&P5000.0938%程度
SBI・V・全米株式インデックスファンドVTI(CRSP USトータル・マーケット・インデックス)0.0938%程度
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)S&P5000.0968%
楽天・全米株式インデックス・ファンドVTI (CRSP USトータル・マーケット・インデックス)0.162%程度
PayPay投信NYダウインデックスダウ・ジョーンズ工業株価平均0.198%
iFree S&P500 インデックスS&P5000.2475%

米国の株式の指数に連動するインデックスファンドはまだまだ沢山ありますが、代表的なファンドを安い順に並べると上記のようになります。

指数の違いこそありますが、今回設定される PayPay投信 米国株式インデックスファンド が実質最安値となりそうです。

構成銘柄

もうあえて、説明するまでも無いかもしれません。 米国株式の時価総額の上位85%を占める大型・中型株を対象とする指数ですので、構成上位銘柄はなんとなく予想できるかもしれませんが、下記の通りです。 (2022年3月2日時点)

ティッカー銘柄名構成比率(%)
APPLアップル6.55
MSFTマイクロソフト5.70
AMZNアマゾン3.40
GOOGLアルファベットクラスA2.07
GOOGアルファベットクラスC1.93
TSLAテスラ1.81
NVDAエヌビディア1.51
BRK/Bバークシャーハサウェイ1.49
FBメタ・プラットフォームズ1.24
UNHユナイテッド・ヘルス1.15
https://www.bloomberg.co.jp/quote/BBUS:US

上位10銘柄は上記の通り。上位はほぼ安泰。メタ・プラットフォームズ(旧社名フェイスブック)は下落中。

まとめ

ついに、詳細が明らかになった。PayPay投信米国株式インデックスファンド。業界最安値の謳い文句で後発ながら、人気を集める可能性があります。既にe MAXIS slimの全米株式・全世界株式を積み立てている方はそのままでも良いでしょうが、これから投資を始める方には選択肢の一つとして考えられるのではないでしょうか?

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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