【株ブログ】2395 新日本科学【ザ・マネー】【杉村富生一押し】

久々に個別銘柄のご紹介です。四季報2021年夏号で一応ピックアップしておいた銘柄ですが、テクノホライゾンで大変お世話になった、ザ・マネー水曜日 杉村富生氏一押しの銘柄です。四季報発売後から順調に株価を伸ばしています。

今回は杉村銘柄のひとつ、2395 新日本科学をご紹介いたします。

2395 新日本科学とは

会社概要

wikipediaから引用です。

株式会社新日本科学（しんにほんかがく、英: Shin Nippon Biomedical Laboratories, LTD.、略称: SNBL）は、東京都中央区明石町に本社を置き、鹿児島県鹿児島市宮之浦町に本店を置く東証一部上場企業。アメリカをはじめ世界に展開するグローバルバイオ企業である。

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1957年 -鹿児島市で南日本ドッグセンター（動物病院併設）を創業。

1973年 – 株式会社日本ドッグセンターを設立（法人化）。

1974年 – 商号を株式会社新日本科学に変更。

2004年 – 東証マザーズに上場。

2008年3月11日 – 東京証券取引所1部へ指定替え。

2015年4月1日 – 臨床事業を会社分割し、Pharmaceutical Product Development, LLC.との合弁会社・株式会社新日本科学PPDに承継。

いちおう本社は東京ということになっていますが、実質的な本店機能は創業地の鹿児島。

何をやっている会社かというと、医薬品開発の全フェーズを受託している会社です。新しい薬の開発における一般的な流れは以下のとおりです

1. 基礎研究・創薬
2. 前臨床試験（動物実験)
3. 臨床試験
4. ＜新薬発売＞ ＝承認申請→製造販売
5. 製造販売後調査

主な事業内容は下記の通り。

医薬品開発受託（CRO）事業
前臨床事業では、医薬品、医療機器あるいは再生医療等製品の開発に必要な前臨床試験の実施をはじめとして、多岐にわたる支援業務を提供。
臨床試験においては、臨床段階におけるあらゆる試験を支援しています。

トランスレーショナルリサーチ事業
基礎から臨床研究への橋渡し研究、独自の経鼻投与技術やその技術を活用した自社開発品のライセンス活動、将来的なシーズの発掘、事業化推進業務等を実施

メディポリス事業
テル事業部（指宿ベイヒルズ　HOTEL＆SPA）、地熱発電事業部（メディポリスエナジー）、水産事業部（ウナギ種苗生産）、アグリカルチャー事業部を展開しており、別法人（社団法人）であるメディポリス国際陽子線治療センターとの協働により、統合的・ホリスティックな健康増進サービス、自然との共生、持続可能社会の実現に貢献

自社開発システム販売・導入支援
前臨床試験実施施設として培われた貴重な実績の中から独自のソフトウェアを自社開発

前述しましたが、医薬品開発試験というのはいくつかのフェーズに分かれており、新日本科学は全フェーズの試験を受託できる国内唯一の企業グループです。

業績

株価チャート

早速、株価と業績を見ていきましょう。

コロナショックにより400円台まで急落。その後、すぐに値を戻します。直近ではIR体制の強化・東証プライム市場適合を材料視して株価急騰中。

これでもなおPERは11.33 倍。PER高値平均は16倍。まだまだ上昇余地ありか。

2021年7月23日時点

過去5年業績

過去5年の業績と予想です。2018年3月期は赤字でしたが、直近2期連続最高益。22年3月期も最高益の予想。

配当

配当は増配傾向にあります。

株主還元方針については明言されていませんが、増配傾向にあります。

株主優待

株主優待はありません。

まとめ

• PERは割安
• 増配傾向
• 医療・バイオ系は今後需要が高まる

日本は高齢化が進んでおり、今後も治療薬に関する需要は高まりそうです。新日本科学の場合は、国内唯一の医薬品開発試験全フェーズを受託できる力を持った企業です。

杉村富生氏が最近毎週のように推している銘柄×四季報でピックアップした銘柄は勝率が高いので引き続きマークしていきたいと思います。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。