【株ブログ】6817 スミダコーポレーション

以前から気になっていましたが、最近急騰してきた銘柄があったのでご紹介いたします。

コイル専業の スミダコーポレーション です。コイルと言うと地味な印象がありますが、様々な産業で用いられている必要不可欠な部品です。最近ではEV向けのコイルの需要も高まっています。

今回は6817 スミダコーポレーションをご紹介いたします。

6817 スミダコーポレーションとは

会社概要

スミダコーポレーションは1948年に設立された東京都中央区に本社を置くコイル関連部品の設計製造などを行っている企業。

沿革

  • 1948年(昭和23年) スミダ創業者八幡一郎が千葉県船橋市で、従業員数人でコイルの製造を開始。
  • 1950年(昭和25年)5月 八幡一郎が東京都墨田区石原町に墨田電気商会を開店
  • 1956年(昭和31年)1月 墨田電気工業株式会社を設立
  • 1961年(昭和36年)12月 本社及び工場を東京都葛飾区金町に移転
  • 1963年(昭和38年)6月 社名をスミダ電気株式会社に変更
  • 1988年(昭和63年)8月 株式を店頭公開
  • 1992年(平成4年)3月 八幡滋行が代表取締役社長に就任
  • 1992年(平成4年)12月 中国広東省に-太平スミダ(工場)設立
  • 1998年(平成10年)10月 東京都日本橋人形町に本社移転
  • 1998年(平成10年)12月 株式を東京証券取引所第二部に上場
  • 2000年(平成12年)6月 株式を東京証券取引所第一部に上場
    商号をスミダコーポレーションに変更し、持株会社制へ移行
  • 2010年(平成22年)4月 HV/EV用ロータポジションセンサの生産拡大
  • 2022年 (令和4年) 4月 東証プライム市場へ移行

事業概要

1950年創業の老舗企業。創業時からコイル専業。専業大手メーカーで車載向けを得意としています。

車載用、家電品、産業用機器などの電気製品に用いられる電子部品や、高周波コイルなどを手がけるスミダグループはコイルに関する世界的なトップシェアメーカーです。

事業は、大きく3つ。

1つめは、主に家電品に使われるコイル製品を自社開発する部隊。
2つめは、主に車載用のコイル製品を自社開発する部隊。
3つめは、お客様が概略設計をしたものに当社独自の改良を加え、お客様と共に製品を開発する部隊。

現在は特に車のキーレスに使われるコイル製品が伸びており、世界で50%を超えるシェアを当社で獲得していると言われています。他にもエアコンのバルブ、車のABSに使用されるコイル製品も、世界的なシェアを伸ばしています。

特に最近はEV用としての需要が強く、EV用としてはバッテリーマネジメントシステム、パワーコントロールユニット向けのコイル製品などで実績が高く、欧州大手自動車部品メーカー経由でEVシフトが進む欧州や中国の需要を取り込んでいます。

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業績

株価チャート

非常に浮き沈み大きいのが特徴。直近では公募増資が嫌気されて急落していますが、好調な決算を背景に再び上昇傾向。

指標上はPER10.3倍、PBR0.87倍と割安水準。

(2023年8月4日時点)

PER 10.3倍
PBR0.87倍
EPS156.3円

過去5年業績

売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
19.1294,2833,5432,1841,58258.424
20.1284,4172,8381,47082830.59
21.12104,9205,3263,8982,62996.728
22.12138,6008,1896,5345,099187.547
23.12予144,0008,6006,5005,100156.347

過去5年の業績と予想です。12月決算。コロナショック後に業績を落としていますが徐々に回復。22年12月期は当初減益見込みでしたが、円安の恩恵もあり結局は過去最高益で着地。

23年12月期は増益見込みですが、2Q通過時点で進捗率は60%を通過。まだまだ弱気と見ています。

配当

1株配(円)
19.1224
20.129
21.1228
22.1247
23.12予47

基準配当性向は25%~30%を目処としている模様。業績次第では増配もあるかも。

株主優待

優待はありません。

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まとめ

  • PBR1倍割れ
  • 割安銘柄
  • EV関連

コイル専業で様々な産業に用いられているとは、自動車関連の業績に左右される傾向があります。直近は自動車関連の業績・円安の恩恵を受けそうです。EV関連としてマークしておくのも良いでしょう。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。

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