高配当リート ETF SRETに投資を検討【グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF】【米国ETF】

何度かご紹介している、リート関連銘柄の中でも今回はハイリスクハイリターンなETFをご紹介いたします。世界の高配当リートばかりを集めたETFとなり、例えるならばSPYDのリート版といったところでしょうか。

今回は、以前からご紹介しているグローバルXシリーズからグローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETFの SRETをご紹介いたします。

SRETとは

世界の高配当利回りREIT30銘柄に投資をおこなうNASDAQに上場している米国籍のETFです。

まず世界中のREITの中から60銘柄を算出し、直近90日間のボラティリティが低い銘柄を30銘柄算出します。REITは通常のREITに加えてモーゲージREITというものを含みます。

モーゲージREITとは

短期金利で資金を借り入れ、その金利より高い長期利回りの住宅ローン担保証券(MBS)等の資産に投資します。 一般にモーゲージREITは高いレバレッジをかけることで利益を確保しています。 モーゲージREITが強みを発揮するのは、低金利または金利が安定した環境下です。

運営会社 グローバルXとは

グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。

特化型ETFとしては他に、サイバーセキュリティ関連銘柄のBUG等個人的に興味のあるETFもあります。

通常こういった銘柄に投資信託として投資しようとすると、結構な信託報酬を取られることが多いのですが、グローバルXはそこそこの経費率で投資可能です。

基本情報

配当月毎月
配当利回り7.61%
経費率0.58%

基本情報は上記の通りとなります。毎月配当があるのは嬉しいです。経費率は0.58%とテーマ型としてはこんなもんでしょう。

構成銘柄

構成銘柄については下記の30銘柄となっております。(2021年3月12日時点)

ティッカー銘柄名構成比率
TWOTWO HARBORS INVE3.791
CIMCHIMERA INVESTMENT CORP3.719
IRMIRON MOUNTAIN INC3.648
HR-U CNH&R REAL-REIT UT3.601
SRU-U CNSMARTCENTRES REA3.589
NHINATL HEALTH INVESTORS INC3.478
GNLGLOBAL NET LEASE INC3.452
ABRARBOR REALTY TRUST INC3.439
ORCORCHID ISLAND CAPITAL INC3.418
PMTPENNYMAC MORTGAG3.401
DXS AUDEXUS3.39
LTCLTC PROPERTIES INC3.389
VERVEREIT INC3.343
ARRARMOUR RESIDENTI3.337
DXDYNEX CAPITAL INC3.277
ILPTINDUSTRIAL LOGIS3.274
NLYANNALY CAPITAL M3.27
CLCT SPCAPITALAND CHINA TRUST3.234
WPCWP CAREY INC3.234
AGNCAGNC INVESTMENT CORP3.231
CLW AUCHARTER HALL LONG WALE RE3.23
MGPMGM GROWTH PRO-A3.196
BRMKBROADMARK REALTY3.183
NWH-U CNNORTHWEST HEALTH3.18
GLPIGAMING AND LEISU3.138
DOCPHYSICIANS REALTY TRUST3.126
MPWMEDICAL PROPERTI3.114
FUNO11 MMFIBRA UNO3.105
WPR AUWAYPOINT REIT3.065
AREIT SPASCENDAS REAL ES3.01

また、セクター・国別内訳は以下の通りです。

レバレッジをかけるモーゲージREITが4割弱を占めるハイリスクハイリターンな構成です。

また、世界リートと名がつきますが、米国の割合が84%を越えます。

メリット

超高配当

直近の利回り/年は7.6%。高配当銘柄を均等に集めたSPYDで6.16%ですので、かなりの高配当です。毎月配当が欲しい方にはお勧めです。

デメリット

ハイリスク

そもそもが高リスクなモーゲージREITの割合が40%弱を占めます。コロナショックの影響で金利が大幅に引き下げられた影響もあり、2020年は大幅な減配に転じました。2021年に入り金利が上昇していますが、安定しておらず非常にリスクの高い商品となります。

経費率が高い

経費率は0.58%。QQQが0.2%ということを考えるとコストは高めです。

まとめ

メインとするのはリスクが高すぎますが、株価は安いので例えば配当金再投資の一つとしてスパイス的に利用するというのはありだと思います。

※米国株、米国ETFは1株から購入可能です!!

興味のある方は少額から始めてみましょう!

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