2627 グローバルX eコマース-日本株式 ETF が登場【eコマース】【グローバルX】

グローバルX社が東証に2021年1月27日に新規設定するETFのご紹介第二弾です。前回ご紹介したデジタル・イノベーションETFと同時に設定されるグローバルX eコマース-日本株式 ETFは個人的に注目しているeコマース関連のETFで、以前ご紹介したGXロジリートETFの代替としても活用できそうです。

今回は、2627 グローバルX eコマース-日本株式 ETFについてご紹介いたします

グローバルX eコマース-日本株式 ETF とは

eコマースに関連したビジネスを行う日本企業で構成される「Indxx Japan E-Commerce Index」への連動を目指すETFです。原則として、eコマース関連ビジネスからの収益割合が50%以上である銘柄にて構成されます。eコマースと名がつきますが、サブテーマとしてはeコマースだけでなく、電子決済、サブスク、物流REIT、オンラインマーケットプレイスを対象としており、幅広くeコマースの成長の恩恵を受ける銘柄を組み入れ対象としています。

本サイトでは私の個人的な好みと新型コロナウイルス感染拡大による巣篭もり需要の高まりから、eコマース関連の銘柄に特に注目しています。

上記動画でも紹介されていますが、2019年の時点で小売店におけるECの利用割合は日本では8.7%とまだまだ成長が期待できる分野です。

運営会社 グローバルXとは

グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。

基本情報

配当月1月,7月
配当利回り未定
経費率0.59%

基本情報は上記の通りとなります。年2回配当があるとのことですが、構成銘柄がはっきりとせず経費率が高いこともありあまり期待できません。

構成銘柄

構成銘柄上位5社については下記の通りとなっております。

指数を算出しているindxxよりデータを取得しました。(2021年1月23日時点)

銘柄名構成比率
エムスリー10.86%
メルカリ8.92%
GMOペイメントゲートウェイ8.86%
サイバーエージェント8.41%
価格.com7.72%

2021年1月23日時点でわかるのは上記5銘柄のみです。わかり次第追記していきたいと思いますが、エムスリー、GMOペイメントゲートウェイなど、オンラインで収益を上げている銘柄が上位に並んでいます。既に上位5銘柄で44%を超えてしまっていますので、特定銘柄の影響を大きく受けそうです。

※2021年1月28日追記
公式サイトよりバスケット情報がありました。28銘柄で構成されています。
株数×株価にて構成比率を割り出しています。

銘柄コード銘柄名構成比率
2413エムスリー9.84%
4385メルカリ8.80%
3769GMOペイメントゲートウェイ8.61%
2371カカクコム8.26%
4755楽天7.84%
4751サイバーエージェント7.79%
3092ZOZO6.90%
4689Zホールディングス6.86%
3064MonotaRO6.73%
2492インフォマート4.75%
4819デジタルガレージ2.51%
3283日本プロロジスリート2.34%
6027弁護士ドットコム2.29%
3281GLP投資法人2.16%
2678アスクル1.83%
2484出前館1.79%
9603エイチ・アイ・エス1.78%
3182オイシックス・ラ・大地1.56%
3249産業ファンド1.31%
3678メディアドゥ1.24%
3471三井不ロジパーク1.00%
3466ラサールロジポート投資0.94%
2930北の達人コーポ0.87%
8967日本ロジスティクス F0.79%
3481三菱地所物流REIT0.53%
3493伊藤忠アドバンスロジ0.25%
2979SOSILA物流リート投0.25%
3487CREロジスティクスファンド0.19%

メリット

成長が期待できるeコマース分野に投資

本サイトではしつこいくらいにご紹介していますが、新型コロナウイルスの感染拡大による巣篭もり需要によりオンラインショッピングや動画配信サービスの収益が拡大しています。コロナウイルスの感染が収束したとしても、便利なオンラインサービスに慣れてしまい、何でもオンラインで済ませてしまう「ニューノーマル」時代がやってくるのではと勝手に想像していています。

ショッピングをすると当然物流拠点が必要となってくるわけですが、物流REITも網羅しているため、GXロジリートの代替にもなります。

デメリット

経費率が高い

特定のテーマに特化したETFのためか、経費率は0.59%と非常に高く設定されています。経費率の高さゆえ、配当利回りはあまり高くならないことが予想されます。

分散が効いてない?

執筆時点(2021年1月23日)では情報が少なく、断言できませんが、先述したように上位5銘柄で44%の構成比率となり特定の銘柄の影響を受けやすい状態となっています。構成銘柄については設定後わかり次第追記します。

※2021年1月28日追記
オンラインで事業を行っている企業、物流REITを中心に28銘柄となります。かなり絞った構成でやはりあまり分散は効いていないように感じます。

まとめ

同様のETFはグローバルX社の提供している米国ETFだと、EWEB(日本の証券会社では購入不可)、EBIZがありますが日本の銘柄に特化したETFは私が知る限り今回が初めてではないかと思います。

GXロジリートはなかなか株価が上がらず分配金の利回りもイマイチだったため、ナンピンした挙句に±0円で売ってしまったのですが、様子見しながら少しずつ買い増すことも検討したいと思います。

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