アウトプット大全でおなじみ、精神科医樺沢紫苑さんの著書です。言語化スキルに関する著書を探していたところ、誤って購入してしまったものです。
概要
言葉にすることで悩みは消える。
コントロール感で悩みは消える
どうにもならないことがストレス。過去と他人は変えられない。コントロールできることにフォーカスする。
スルー力
マウントを取ってくる相手に対して最強の言葉「へぇー」
悩みの再設定
身長が低いから彼女が出来ない。人生が上手くいかない場合、その理由をコンプレックスにしたがるのが人間の心理。
容姿がコントロールできないなら、内面を磨く、勉強・仕事で結果を出す、趣味に打ち込む。
コンロトール不能な悩みはコントロール可能な悩みに再設定する。
視座転換
広い視野でモノをみる。ネガティブな感情に支配されるとどうしても視野が狭くなる。
中立的な視野でモノをみる。事実を感情を分ける。確証バイアスに支配されない。
未来の視座を持つこと。今出来なくても半年後には出来る。
言語化する勇気をもつ
相談する勇気をもつ。相談して雑に扱われるかもしれないが、雑扱う人はさっさと見切りをつけて他に行きましょう。
大切なのは共感すること。聴く事。
行動すること
コントロール可能なことから行動すること。
ネットではネガティブな情報が集まりやすい(昨今のコロナ・芸能人の不倫でもそうでした)ネットより本を読む、本を読んだら感想を書く。
所感
前述の通り、当初は自分の頭の中の考えをどのように言語化すれば相手に伝わるのか?と言う内容の本を探していましたが、思っていたのとは違うメンタル強化・悩み解決盆でした。とはいえ、久々に読んだ樺沢さんの著書。非常に参考になりました。特に印象に残ったのは何度も著書内で登場するフレーズ「コントロールできること」。繰り返しになりますが、「過去と他人は変えられない」との有名な言葉が指すように、人はコントロールできないことにフォーカスして悩み・苦しむものです。
著書内には書かれていませんが、問題を理解できるまで細分化し、コントロールできるレベルにまで落とし込んでから着実に実行するというのも仕事の出来る人のやり方なのでは?とふと思いました。
過去に言われた不快な言葉や、理不尽な思いはありますが、「それはそれとして」コントロールできることに注力していきたいと改めて感じました。