【書評】キーエンス解剖 最強企業のメカニズム

社員の平均給与、株価ともに高すぎるキーエンス。なぜこんなに高いのか。

概要

最強企業のやりきる仕組み

情報共有

営業情報は社内システムにて共有されている。いつ誰がどこでだれと話したか。社内のキーマンの異動情報等。社内のライバルとなるはずのほかの顧客担当へも共有する。

情報は個人で抱え込まない。会社が利益を上げることを優先。

ロープレ1000本ノック

営業社員は商談に向けた「ロープレ」を熱心にやる。大事な商談の前にやるのではなく、10~15分のロープレを毎日熱心にやる。上司や部下も交えて率直な意見をぶつけ合う。

継続は力なり。大変参考になります。

即納へのこだわり

販売代理店は使わない。直販のみ。注文があったら即出荷。しかも小ロット多品種の在庫管理が大変。その代わりオーダーメイドはしない。

理詰めと規律

あいまいな表現は嫌われる。数字で示す。

外報(報告書)にはかなり細かく記載をしなければいけない。息が詰まりそうだが、ウソを書かなければ咎められない。体調が悪かったらそのまま書けばいい。ウソから正しい戦略は生まれれない。

スポンサーリンク

所感

キーエンスと言う会社は主に工場などで使う検査装置や物流関連のハンディバーコードリーダーなどを手がける会社です。前職でも現職でもよく電話がかかってきます。

上述の通り息が詰まるようないわば「監視社会」のような会社で、必死に働く人が多いような会社ですが、あまりブラックさは感じられません(それでもまあ商社並みに激務なんでしょうけど…)

やりきる仕組みがある、高い目標値を設定しても、やり切れるだけの高度な人材が揃っているということでしょう。

私が一番印象に残ったのは「ロープレ」です。10分~15分の商談の練習を毎日地道にやる。どんなに優秀な人でもいい仕事をするためには毎日の積み重ねが重要です。

この本に感化されて「よしうちもキーエンスと同じ仕組みを導入しよう」という無能な経営者が居るかもしれませんが、安い給与とブラックな環境では誰もついてきません。

まずは毎日やりきれる仕組みと透明性のある環境づくりから始めましょう。

タイトルとURLをコピーしました