【iDeco対象】大和住銀DC海外株式アクティブファンド【好成績投信の中身を拝見】

国内では新型コロナウイルスのワクチン接種が始まったものの、接種率が低い状態が続いています。オリンピックはもう開催することが前提になるのでしょうが、接種率の低さからかイマイチパッとしない政府のコロナ対策のまずさによる感染拡大から、日本の株式市場は海外投資家から敬遠されている傾向があり、なかなか日経平均が上がってきません。

対照的に米国市場はワクチンの接種が進み、野球のメジャーリーグでは100%観客を入れての試合の開催目前になるなど日常を取り戻しつつあります。

そうなると投信でも日本より、海外に目を向けたほうがよいのではないかと考えています。

今回は海外に投資するファンドの中からiDeco採用銘柄であり安定した実績を誇る、大和住銀DC海外株式アクティブファンドについてご紹介いたします。

大和住銀DC海外株式アクティブファンドとは

大和住銀DC海外株式アクティブファンドは三井住友DSアセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。世界各国の株式へ分散投資するファンドです。

大和住銀なのに三井住友DSアセットマネジメント??

ニッポン中小型株ファンドでもご紹介いたしましたが、三井住友アセットマネジメントと大和住銀投信投資顧問が2019年に合併して三井住友DSアセットマネジメント となりました。合併後も商品名は変わっていないが故にこのような紛らわしい表記となっているようです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • インターナショナル株式マザーファンドマザーファンドへの投資を通じて、海外の株式へ分散投資を行う
  • MSCIコクサイ・インデックスをベンチマーク
  • マザーファンドにおける運用指図にかかる権限をティー・ロウ・プライス・アソシエイツ・インクへ委託

銘柄選別力に定評のあるTロウ・プライスが実質的な運用を担います。長期にわたり安定した成績を収め、特に足元3年の好調ぶりが目立ちます。

楽天証券のファンドセレクション2021にも選定されています。

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基本情報

設定日2006年12月15日
償還日無制限
購入時手数料なし
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.782%(税込)
分配金年1回(12月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですので、管理費費用は1.782と高めですが、購入時手数料・信託財産留保額は無し。

海外株式に投資するアクティブファンドでありながらiDeco対象ファンドとなっており、政府のお墨付きです。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年4月末時点)

銘柄名業種比率
Facebookメディア・娯楽4.7%
アルファベット(Google) クラスAメディア・娯楽4.4%
チャールズ・シュワブ各種金融4.1%
ユナイテッドヘルス・グループヘルスケア4.0%
ロンドン証券取引所グループ各種金融3.9%
Amazon小売3.3%
Master Cardソフトウェアサービス2.7%
バンクオブアメリカ銀行2.6%
TSMC半導体2.4%
アクシス銀行銀行2.2%

組み入れ銘柄数は72。GAFAMが中心とはいえ、ロンドン証券取引所、TSMC、アクシス銀行など米国以外の銘柄も含まれます。米国中心の海外株分散投資といったところでしょうか。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年6月11日時点で、35,069円。

歴史の長いファンドですが、2016年から非常に好調で、2018年からは純資産を大きく増やしています。

R&Iファンド大賞2021では、投資信託10年、投資信託、iDecoの国外株式グロース部門において、最優秀ファンド賞・優秀ファンド賞を受賞。長期的・短期的にも評価されているファンドです。

過去のパフォーマンス

2021年5月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
半年前から+16.88%
1年前から+50.79%
3年前から+84.22%
設定来+250.69%

設定来からみると、+250.69%です。

分類平均を常に上回っており、特に2016年以降は大きなリターンとなっております。GAFAMの躍進の恩恵を受けた結果でしょうか。

まとめ

海外株式の情報は入手しづらいため、eMAXIS Slimの全世界・先進国・S&P500もしくはNASDAQ100指数連動などのコストの安いインデックス投信で十分利益を出せる状況にはあります。

上位構成銘柄を見るとおなじみの銘柄が並ぶので、あまり銘柄選定の参考にはならないかもしれませんが、インデックス指数以上のリターンを求めるなら、海外の銘柄に分散投資する本ファンドが選択肢となります。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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