グローバルX社が2021年6月24日に新たなETFを4本同時に東証新規設定しました。
本ブログでもグローバルX社の運用する米国ETFBOTZを既にご紹介しておりますが、その日本株式版との位置づけです。
今回は、2638 グローバルX ロボティクス&AI-日本株式 ETFについてご紹介いたします
2638 グローバルX ロボティクス&AI-日本株式 ETF とは
産業用・非産業用ロボット、コンピュータ支援設計、ビッグデータ、IoTなど、ロボティクスおよびAIに関連した商品・サービスを提供している日本企業への投資を目指す、東証に上場するETFです。
世界のロボット市場の規模は、2022年の5兆円に達するといわれています。あまり知られていませんが日本は製造業現場向けの産業ロボット分野では高い競争力を誇り、自動車産業と並ぶ世界をリードする事業領域といえます。
運営会社 グローバルXとは
グローバルX は2008年創業のETFに特化した運用会社で、ニューヨークを拠点としています。世界の潮流への投資を目的としたテーマ型ETFと、安定した分配金獲得のためのインカム型ETFなどを提供しています。特定のテーマに沿った特化型のETFを多く提供しています。
基本情報
配当月 | 6月,12月 |
配当利回り | 未定 |
経費率 | 0.649%(税込) |
基本情報は上記の通りとなります。年2回配当があるとのことですが、経費率が高いこともありあまり期待できません。
構成銘柄
構成銘柄ついては下記の通りとなっております。
銘柄コード | 銘柄名 | 純資産比率(% ) |
4751 | サイバーエージェント | 11.1 |
4684 | オービック | 8.5 |
6861 | キーエンス | 8.14 |
6954 | ファナック | 7.83 |
6645 | オムロン | 7.8 |
6506 | 安川電機 | 7.78 |
6273 | SMC | 7.47 |
6268 | ナブテスコ | 7.13 |
7732 | トプコン | 5.48 |
6501 | 日 立 | 3.16 |
6287 | サト-ホールディングス | 2.28 |
6702 | 富 士 通 | 1.99 |
6914 | オプテックスグループ | 1.98 |
6929 | 日本セラミック | 1.86 |
3902 | メディカル・データ・ビジ | 1.73 |
7779 | CYBERDYNE | 1.72 |
6902 | デンソー | 1.64 |
6503 | 三菱電機 | 1.48 |
3914 | JIG-SAW | 1.39 |
3993 | PKSHA TECHNOLOGY | 1.3 |
6800 | ヨコオ | 1.26 |
3694 | オプティム | 1.11 |
4436 | ミンカブ・ジ・インフォノイト | 1.05 |
6502 | 東 芝 | 1.03 |
4488 | AI INSIDE | 0.69 |
9962 | ミスミグループ本社 | 0.56 |
6988 | 日東電工 | 0.55 |
6963 | ロ ー ム | 0.5 |
4056 | ニューラルポケット | 0.47 |
6723 | ルネサスエレクトロニクス | 0.47 |
4382 | HEROZ | 0.35 |
6753 | シャープ | 0.21 |
てっきりキーエンスがトップと思い込んでいましたが、トップはまさかのサイバーエージェント。「ウマ娘」は別途ご紹介する予定のゲーム&アニメだと思うのですが…。
その他、製造業では順当にファナック・オムロン・安川電機・トプコンなど。
AI関連では、HEROZ、ニューラルポケットですが、NTT解約ショックを起こしたAI INSIDEの今後はいかに?
メリット
日本の値がさ株にも投資できるETF
ファナック、キーエンス、AI Inside、といった値がさ株は高すぎて普通は手を出せませんが、ETFであれば1口2万円前後から投資できます。
日本の産業ロボットとAI分野はまだまだ伸びる可能性があり、成長が期待されます。
デメリット
経費率が高い
特定のテーマに特化したETFのためか、経費率は0.649%と非常に高く設定されています。経費率の高さゆえ、配当利回りはあまり高くならないことが予想されます。
まとめ
この分野での健闘の光る日本企業。ファナックやキーエンスを買ってみたいけど、高すぎてちょっとと言う方も一口から投資できる当ETFはおススメです。