
元楽天球団社長の立花さんの本。タイトルに惹かれて購入。
概要
リーダーは偉くない
リーダーは格好つけなくていい
立花さんは前職のメリルリンチで偉そうにして大失敗した過去があります。
社員に「敬意」を払う。お客様に喜んでもらうためにまず社員に喜んでもらう。社員に対する投資を怠ってはいけない。
社員に「経営者目線」を求めるのは単なる甘え、リーダーシップの欠如。
リーダーは格好をつけない。偉そうにしない。嘘をつかない。
引き出しをたくさん持つ
リーダーは評論家になってはいけない。伴走者であれ。
失敗を恐れない
なるべく早く失敗したほうがいい。失敗を異様なまでにとがめない文化が必要。
自分の弱点を受け入れる
弱点があるからこそリーダーは強くなれる。弱点を理解しているからこそ部下を頼ることができる、感謝することができる。
所感
タイトルだけ見ると謙虚に行きましょうというイメージを持つかもしれませんが、もともとの立花さんはオラオラ系のちょっとうざいおじさんです。おそらく上司にはあんまりしたくないタイプの人です。
立花さんが素晴らしいと思うのは、過去に偉そうにして人が離れてしまったこと事実に向き合い・反省し、ふるまい方を変えた点にあります。見栄を張ったり、部下にマウントをとったり見下して気持ちよくなるマネジメントはもう終わりです。
人は誰でも他者からよく思われたい、優位に立ちたいと思うもの。人より優位に立ちたいという願望は誰にでもあるものなので仕方ないです。ですが必要以上に人の上に立とうとすると人は離れていきます。
自分の弱さを受け入れたうえで、できることを精一杯やる、早くやって早く失敗して早くもう一回やる。素直さが令和に求められるマネジメントなのではないでしょうか。
あまりしゃべりすぎるとロクなことにならないので、相手に寄り添ったマネジメントを心掛けたいものです。