東証ETFにもインド株が増えてきました。2024年6月12日に201A:iシェアーズ Nifty 50 インド株 ETFが東証に上場することになりました。インド株投信が増えてきましたが、東証ETFも増えてきたかという印象です。
今回は、201A iシェアーズ Nifty 50 インド株 ETFについてご紹介いたします
201A iシェアーズ Nifty 50 インド株 ETF
NSE Indices Limitedが算出しているインド国立証券取引所に上場している50銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数 Nifty50指数との連動を目指すETFです。
インドは今最も急成長している国の一つで、IMFの見通しによると、2027年にはドイツを抜いて世界3位の経済大国になる見込みです。(日本は5位でドイツと僅差の争いになる見込み)
インドの成長の要因としては、世界No.1を誇る人口や政府による積極的なインフラ設備投資、インド政府の政策に後押しされた製造業の発展等が挙げられます。特に注目すべきなのが人口の内訳で、インドの全人口の半数は25歳以下であり、生産年齢人口も中国を抜いて世界No.1になる見込みです。所謂「人口ボーナス」の追い風を受けてさらなる発展が見込まれます。
運営会社 ブラックロックとは
ブラックロックは世界最大の運用会社。2020年7月末時点の総運用資産残高は約7.81兆米ドル(約824兆円)です。
同社の提供するETFブランド「iシェアーズ」世界のETF市場のシェアの36%を占める世界シェアNo1ブランドとなっております。
基本情報
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.385%程度(税込) |
分配金 | 未定 |
基本情報は上記の通りとなります。経費率は0.385%。投信だと0.3%未満の商品が出てきている中、ちょっと高いかなと言う印象です。
構成銘柄
構成銘柄上位については下記の通りとなります。
銘柄 | 業種 |
---|---|
RELIANCE | エネルギー |
TATA CONSULTANCY S | テクノロジー |
HDFC BANK | 金融 |
INFOSYS | テクノロジー |
ICICI BANK | 金融 |
HINDUSTAN UNILEVER | 非耐久消費財 |
HOUSING DEVEL FIN | 金融 |
ITC LTD | 非耐久消費財 |
STATE BK OF INDIA | 金融 |
BHARTI AIRTEL LTD | 通信 |
上位はあまり変わらないようです。
類似商品との比較
他の類似商品と比較してみます。
ファンド名 | 連動指数/アクティブ | 管理費用(税込) | 純資産(2024年5月時点) |
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201A iシェアーズNifty 50インド株 ETF | Nifty50指数 | 0.385% | – |
1678 NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 | Nifty50指数 | 1.045% | 681億円 |
インド株の東証ETFは数が少ないのですが、カズレーザーが数多く出てくる広告の 1678 NEXT FUNDS インド株株式が競合対象。何と2009年からあるんですね。経費率が1%超えなのがネック。
メリット
圧倒的な成長
もはや説明不要でしょう。圧倒的な成長を遂げています。
デメリット
管理費用が高い
前述しましたが、投信に比べるとちょっと割高です。
まとめ
インド株に投資するインデックス型のETFも登場しました。今年はインドの年になるのでしょうか。去らなる激安商品の登場が期待されます。