【最安値】iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド【信託報酬値下げ】

S&P500指数に連動する投信、ETFは多数存在します。投信だと低コストのe MAXIS Slim米国株式(S&P500)、SBI・V・S&P500ファンドが有力どころです。そんな中、2022年8月3日に世界的な資産運用会社のブラックロックが運用している、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンドが「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」に名称を改めた上で、信託報酬を大幅値下げすることがわかりました。そのほかにも細々と変更点があります。

今回は iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドについてご紹介いたします。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドとは

国の株式を実質的な主要投資対象とし、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する運用成果を目指す、ブラックロックジャパンが運用するインデックスファンドです。

いまさら説明するまでもないかもしれませんが、S&P500指数とはS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出するニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している企業の中から代表的な500社を選出し、その銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数を指します。

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変更点

変更点変更前変更後
信託報酬年 0.4125%(税抜:0.375%)程度 0.0938%(税抜 0.088%)程度
ファンド名称iシェアーズ
米国株式インデックス・ファンド
iシェアーズ
米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
つみたNISA×○(2022年8月19日~)
ベンチマークS&P500 指数(円換算ベース)S&P500 指数(税引後配当込み、円換算ベース)

変更点は上記の通りとなります。信託報酬は0.41%/年から業界最安値となる0.093%へ大幅値下げ(※ただし隠れコストを除く)。また、地味につみたてNISA対象となるのは嬉しいところ。

ベンチマークもしれっと配当込みに変更されています。

基本情報

設定日2013年9月3日
償還日無制限
購入時手数料なし
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率 0.0938 %(税込)

基本情報は上記の通りとなります。実は2013年設定の歴史のあるファンドです。

販売会社については、たいていのネット証券会社で購入できます。

他社商品との比較

比較するのは、e MAXIS Slime 米国株式(S&P500) 、SBI・V・S&P 500です。

※2022年8月時点

ファンド名管理費用(税込)実質コスト純資産
iシェアーズ
米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
0.0938%123億円
e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.0968%0.124%1兆4,300億円
SBI・V・S&P 500 インデックス・ファンド0.0938%0.105%6,500億円

管理費用は最安値の SBI・V・S&P 500 インデックス・ファンド に並びました。 e MAXIS Slim 米国株式(S&P500) の純資産が1兆円超えと圧倒的人気を集めています。

構成銘柄

構成銘柄については下記の通りとなっております。(2022年7月末時点)

ティッカー銘柄名組み入れ比率(%)
AAPLアップル6.6
MSFTマイクロソフト6.0
AMZNアマゾン・ドット・コム2.9
GOOGアルファベット クラスC2.0
GOOGLアルファベット クラスA1.9
TSLAテスラ1.8
BRK.Aバークシャーハサウェイ1.5
UNHユナイテッドヘルス1.5
JNJジョンソン・エンド・ジョンソン1.5
NVDAエヌビディア1.2

構成銘柄は504銘柄ですが、NASDAQ100指数と同様にほぼ見慣れた顔ぶれ。FBはトップ10圏外へ。

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まとめ

信託報酬の大幅値下げとなりましたが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が低コストで快走するなか、遅すぎるような気もします。業界最安値ですが、0.03%しか変わりませんし・隠れコストを含めた実質コストも不明です。既に eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) の積立を行っている方はそのままで良いでしょうし、これから投資を始める方は選択肢の一つとして検討しても良いのではないかと思われます。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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