PayPay投資信託インデックス先進国株式/PayPay投資信託インデックス世界株式 設定決定!【最安値】

PayPay投信から新ファンド「PayPay投資信託インデックス先進国株式」、「PayPay投資信託インデックス世界株式」 が2023年6月28日に設定されることがわかりました。ともに類似ファンドよりも安い最安値設定(隠れコスト除く)となります。2024年新NISAを見据えて、新たな商品が出てきました。

今回はPayPay投資信託インデックス先進国株式/PayPay投資信託インデックス世界株式について詳細をご紹介いたします。

PayPayアセットマネジメントとは

「PayPay」と言う名の通り、Zホールディングスグループの一角。ITCインベストメント・パートナーズ→アストマックス投信投資顧問株式会社と吸収合併に伴う社名変更から、2019年にZホールディングスの子会社となり、2021年3月8日をもって、PayPayアセットマネジメント株式会社となりました。

PayPayアセットマネジメント株式会社への社名変更を機に、「PayPay投信インデックスファンドシリーズ」の提供を開始しました。ノーロードで業界最低水準の運用コストを目指す当シリーズの第一弾として、「PayPay投信 日経225インデックス」「PayPay投信 NYダウインデックス」を設定、運用を開始。

先日ZHD傘下のLINE証券が事実上の撤退を発表したことから、今後はPayPay証券に注力していくものと思われます。

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PayPay投資信託インデックス先進国株式とは

日本を含む先進国の大・中・小型株式を主要投資対象とし、FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス(配当込み、円ベース)に概ね連動する投資成果を目指して運用を行います。

同じく先進国株式に連動する株式指数として、e Maxis slim 先進国株式などで採用されているMSCI KOKUSAI(日本除く) MSCI WORLD(日本含む)との違いは、小型株を含むかどうか韓国・ポーランドを含むかどうか。

FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス は小型株、韓国、ポーランドを含みます。

実際の投資対象としては、下記の2つのETFに投資します。

ETF投資対象ベンチマーク指数経費率
【SCHB】
Schwab U.S. Broad Market  ETF
米国株式Dow Jones U.S. Broad Stock Market Index0.03%
【SPDW】
SPDR Portfolio Developed World ex-US  ETF
先進国株式
(除く米国)
S&P Developed Ex-U.S. BMI Index0.04%

改めて調べてみると、結構微妙なETFに投資しているようです。その分経費率はお安め。

基本情報

購入時手数料なし
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.0906%(税込)程度
※信託報酬0.0572%+ETF経費率0.03%~0.04%
.

基本情報は上記の通りです。信託報酬は破格の0.0506%で、ETFの管理費用0.03%~0.04を加算して実質的な管理費用は0.0906程度となる見込みです。

参考までに先進国株式の主要な指数に連動するインデックスファンドは下記の通りです。

ファンド名連動指数(ETF)管理費用
PayPay投資信託インデックス先進国株式FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス0.0906%程度
eMAXIS Slim先進国株式インデックスMSCI KOKUSAI0.09889%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
MSCI KOKUSAI0.09889%
SBI・先進国株式インデックス・ファンド
[愛称:雪だるま(先進国株式)]
FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス0.1022%程度

代表的な先進国株式インデックスファンドは以上となります。

PayPay投資信託インデックス先進国株式は構成銘柄としてはSBI雪だるま先進国株式と同じ、コストはこれまで最安値の eMAXIS Slim先進国株式インデックス・ ニッセイ外国株式インデックスファンド よりもさらに安いコストとなります。隠れコストがどれくらいになるかが注目です。

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PayPay投資信託インデックス 世界株式とは

日本を含む世界の大・中・小型株式を主要投資対象とし、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(配当込み、円ベース)に概ね連動する投資成果を目指して運用を行います。

同じく全世界株式に連動する株式指数として、e MAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)などで採用されているMSCI ACWI(All Country World Index)との違いは、先進国株式と同様に小型株を含むかどうか

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス は小型株を含みます。

実際の投資対象としては、下記の2つのETFに投資します。

ETF投資対象ベンチマーク指数経費率
【VTI】
Vanguard Total Stock Market ETF
米国株式CRSP US Total Market Index0.03%
【SPDW】
SPDR Portfolio Developed World ex-US  ETF
先進国株式
(除く米国)
S&P Developed Ex-U.S. BMI Index0.04%
【SPEM】
SPDR Portfolio Emerging Markets ETF
新興国株式S&P Emerging BMI Index0.11%

こちらも結構微妙なETFに投資しているようです。

基本情報

購入時手数料なし
信託財産留保額なし
管理費用
(含む信託報酬)
年率0.0983%(税込)程度
※信託報酬0.0572%+ETF経費率0.03%~0.04%
.

基本情報は上記の通りです。信託報酬は破格の0.0572%で、ETFの管理費用0.03%~0.04を加算して実質的な管理費用は0.0983%程度となる見込みです。

参考までに先進国株式の主要な指数に連動するインデックスファンドは下記の通りです。

ファンド名連動指数(ETF)管理費用
PayPay投資信託インデックス 世界株式FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス0.0983%程度
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
MSCI All Country World Index [ACWI]0.1133%
SBI・V・全世界株式
インデックス・ファンド
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス0.1338%
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
[楽天・VT]
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス0.199%
SBI・全世界株式インデックス・ファンド
[愛称:雪だるま(全世界株式)]
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス0.1102%

代表的な全世界株式インデックスファンドは以上となります。

PayPay投資信託インデックス 世界株式はベンチマークは SBI・全世界株式インデックス・ファンド と同じ。 SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド 、楽天・VT もベンチマークは同じですが買ってるETFが微妙に異なります。

コストはこれまで最安値の eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) よりもさらに安いコストとなります。こちらも隠れコストがどれくらいになるかが注目です。

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まとめ

新NISAに向けて先進国株式・全世界株式というある程度成熟した分野でも、後発のコストの安い商品が続々と登場しています。

PayPay投信は後発で安い商品を次々に投入していますが、あまり純資産額が伸びていないのがネック。

2024年から隠れコストの開示が義務化されますので、どれだけ違いが出せるかが見ものです。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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