【書評】1位思考 後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣

Amazonでよくセールをやってる充電器のAnker。そのアンカージャパンの猿渡(えんど)社長の本。

概要

後発でも挽回可能

全体最適

会社・組織全体にとって何が一番大事か。

目先の売上・個人の評価・自部門の評価に走りがち。

面倒なこと=参入障壁が高い

面倒なことはやりきった後に圧倒的な強みとなる。

バリューを出す習慣

全ての行動に価値をつける。

学ぶ習慣

成果=インプット×試行回数×思考回数÷時間×ミッション×バリュー

アンラーニング

これまで学んだ知識や習慣を意識的に捨てること。捨てることで学びのスピードが速くなる。

変数(前提)が一つ違えば全てが変わる。

これまでのやり方ではうまくいかないと自ら気づくことが重要。

これだけはやっておくべき

会計と英語。

やはり成功者は皆同じことを言う。私も同じ考えで理由も一緒ですが、詳細は秘密。

因数分解の習慣

複雑な問題は分けて考える。論理的思考が大事。

・MECE
・仮説思考

1%に拘る

・99%→100%に拘る

サボる習慣

本当にサボるわけではない。適度な運動。睡眠が大事

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所感

全体をふりかえっての所感としては、全体最適の重要性と環境を整える習慣があるかどうかが大きな違いを生むのではないかと言うことです。

前者の全体最適については、ビジネスマンにとってはあるあるだと思いますが、目先の利益・自部門・自分の評価さえ高ければいいといって協調性がなくなるような事例を極力なくし、会社にとって何が特かメリットが出るかと言う視点で考えること。全体最適をすすめるためには、トップが環境を整えること。評価しにくいバックオフィス部門や、部門を横断した取り組み、評価期間をまたぐ長期に渡るプロジェクトなど。目先の売上に走らず会社全体のことを考えてというなら、会社のためにがんばってくれる社員を評価する仕組みが必要です。

また、アンラーニングという言葉については言い換えると知識のアップデートということでしょうか。以前学んだことが今も正しいとは限らない。

学ぶのに遅すぎることは無い。学び続けましょう。

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