【書評】頭のいい人が話す前に考えていること

ふとたどりついた「Books&Apps」という電子メディアにて自らも記事の投稿を行いがらサイト運営を行っている安達裕哉氏の著書。 Books&Apps内でもなるほどと思う記事が多く、非常に参考になる意見が多い方ですが、この度著書を出されたということですぐに購入。

概要

誰でも頭がよくなる。

怒っているときは頭が悪くなる

キレること、感情的になることで失うものが多い。いかに冷静になれるか。

キレると、言う必要の無いことを言ってしまいトラブルになることが多い。

言葉狩りを狙っている輩も居るので注意。

頭のいい人は賢いフリではなく知らないフリをする

知識は披露するものではなく、誰かのために使って知性となる。

ただべらべらと知識を披露するのはマウントをとって気持ちよくなるだけ。

簡単にアドバイスせず適切な質問によって答えを導く。

思い込みが強いと馬鹿に見える

確証バイアス。自分の信じた情報ばかりあつめてはいけない。

あえて反証となるような事例や統計情報を集めてみる。

思考の整理

結論からはなす=相手の欲しい情報から話す。ついつい自分のしたい話をしていまいがち。私も反省します。

聞く

・人は出された質問が難しいと勝手に簡単な問題に置き換える

・自分の認識できたことだけを切り取って話を聞く

自分の興味のあるポイントだけ切り取ってはダメ。話し手が本当に伝えたいことを意識する。

少し視点を変えると、昨今の芸能人や政治家の言葉尻をとらえた炎上劇に良く見られる事例。彼らは失言を引き出してやろう・見下してやろうという意識が強いためまともに話を聞いていない。

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所感

著書内には見たことのある記事の一部も取り上げられています。

私が安達さんを知ったきっかけは、下記の記事にたまたまたどり着いたから。

非常に知的な方だなぁと思い、以来ツィッターアカウントもフォローして定期的に記事を読んでいます。

前置きが長くなりましたが、所感としては、本当に頭のいい人は「相手のため」に話が出来る人ではないかと言うことです。

頭の悪い人はいかに自分が有能か、相手に有能と思ってもらえるかと言う視点で話をする。

頭のいい人は、相手が何を求めているか?何に困っているか?何を話したいか?を話す前に考えている人なのではないかと著書を読んで感じました。

自分が話したい話ばかりしてはだめ。相手がマウント取りに来ているなら好きなだけマウントを取らせて上げましょう。論破したいなら勝手にどうぞ。

自分が好きな話をするより、相手に好きな話をしてもらえるような効果的な質問、傾聴力を磨いていきたいと思いました。

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