【アメリカン・エンジェル】米国小型バリュー株ファンド

ダイアモンドZaiの1月号に2022年に好調だったファンドの特集が掲載されていました。ほぼ出尽くし感がありますが、まだ紹介していないファンドがありました。米国の小型バリュー株のようです。

今回は、米国小型バリュー株ファンド(愛称:アメリカン・エンジェル)についてご紹介いたします。

米国小型バリュー株ファンド(アメリカン・エンジェル)とは

米国小型バリュー株ファンド(愛称: アメリカン・エンジェル )はアセットマネジメントOneが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 米国の小型株へ投資

米国の小型株を対象とした珍しいバリュー型のファンド。

投資にあたっては、企業の事業収益力や経営陣の質、キャッシュフロー等を分析のうえ、株価が割安と判断される銘柄に投資を行います。

月次レポートによると、足もとで長期金利が上昇基調にある点に鑑みれば、長い間割安とされてきた米国小型バリュー株式の選好が進むと考えられます。当ファンドでは、バランスシートが健全でキャッシュフローも安定しており、かつ金利上昇の恩恵を受けやすい銘柄を軸にポートフォリオを維持しつつ企業のファンダメンタルズに対して割安感が強い景気敏感株にも積極的に投資をする方針です。

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基本情報

設定日2015年7月6日
償還日2025年6月18日
購入時手数料1億円未満 3.30%(税抜3.0%)
1億円以上3億円未満 1.65%(税抜1.5%)
3億円以上 0.55%(税抜0.5%)
信託財産留保額0.3%
管理費用
(含む信託報酬)
年率2.024%(税込)
分配金年2回(6月、12月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですので、管理費費用は 2.024%と高めで、信託財産留保額は0.3%。

10年投信です。みずほ証券のみで購入可能。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年7月末時点)

銘柄名業種比率(%)
ケンパー金融3.6%
グローブライフ金融3.4%
プライメリカ金融3.4%
フェデレーテッド・ヘルメス金融3.3%
フォー・コーナーズ・プロパティ・トラスト不動産2.7%
バンク・オブ・エヌティー・バターフィールド・アンド・サン金融2.7%
ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループ金融2.6%
グラフィック・パッケージング・ホールディングス素材2.5%
ベリント・システムズ情報技術2.5%
エンサイン・グループヘルスケア2.5%

構成銘柄は約60。あまり知らない企業が多いです。金利上昇局面では、割安に放置されてきた金融関連に注目が集まるのは万国共通のようです。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2022年12月23日時点で10,120円。(分配金再投資基準額 18,572円)

コロナショック後から一気に基準価額を伸ばした後、低迷する株式市場の割には安定した成績を残しています。

過去のパフォーマンス

2022年12月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+2.53%
1年前から+10.70%
3年前から+43.29%
設定来+85.72%

設定来からみると、+85.72%です。

長期で見ると安定した成績を残しています。

まとめ

珍しい米国小型株バリュー型ファンド。メインにするには危険ですが、ポートフォリオの一部に加えるなら面白そうです。

金利上昇局面で金融株が有利になるため、米国の動向を見る限り日本の地銀株の上昇も考えられそうです。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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